2015-01-01から1年間の記事一覧

箱/墓/母

29日。なんとか年内にThe Case Is Alteredが読了できそう。* * *28日。ラーメンを食して早々に研究室に帰る。新幹線では2人の幼い娘さんをつれた母堂がとなりの席につく。子どもを育てるのは大変だ、と想う。そして、研究室は毎年のことながら、極寒…

境界侵犯過多

世のなかは祝日のようだが、ワシは仕事にかりだされている。特別業務なのに、平常業務でも忙殺される。久しぶりにピーター・ストリブラス&アロン・ホワイト『境界侵犯−−その詩学と政治学』を読む。原著と翻訳をそれぞれ2冊持っている。原著は行方不明にな…

DCT

20日。むりやり連行される。Dreams Come True@名古屋ドーム。4年に1度の開催らしく、前回も来たらしい。なによりもまず一発目のドラムの音にびっくりして誰かと思ったら、Sonny Emoryだった。偶然とは言え、Earth, Wind & Fireの元ドラマーの演奏に触れ…

師走の充実感

すさんだ気分をさらけ出していても詮無きことなり、と思い直して、本日も事務仕事にはげむ。来年度の時間割表を一時間以上かけてチェックし、担当者名のミスを複数発見する。良い仕事をした充実感で満たされる……わけない。その後、採点をして、採点をして、…

師走のキレ

神戸に行ってルミナリエを見たり、東京に言って『Battlefield』や『消失』を見たりしていたが、大方は死んでいた。キレてしまった。と言っても、多少語気を強めたぐらいなのだが、仕事の関係筋でこのような態度に出たことはないので、ワシとしてはめずらしい…

ひとかけら減

よくわからないうちに日にちだけが過ぎて行く。よくわからないうちに事務仕事だけがたまっていく。6日。役職者の交代に伴う飲み会。事務のオッサンによる「何十年もまえの自慢話風味ひとり語り三昧」を堪能させられること2時間あまり。ワシが生まれたころ…

Lisa Jardine

Lisa Jardineが鬼籍に入ったことを知る。25日とな。もう随分前のことになるが、仁川空港で彼女の著作(たしかWorldly Goodsだったと思う)の韓国語版が出ていたのを見たことがあった。原著が出版されて間もないのに韓国の人はすぐに訳して出版するなんて勤…

フィジーに帰りたい

23日。疲れている。* * *22日。「事務がダメと言ったから、やっぱりできませ〜ん」的な発言がお届けされる。* * *21日。慰労・激励会。* * *20日。フィジー詣でから本日で5年が経過したらしい。仕方がないので、なにやらそれらしいものを…

supportの意味

気を遣う役職と、ハードな委員会と、まぁどうにかなる委員会と、色々と作成しなければならない委員会をやっているのだが、なにも委員会をやっていないキョージュ先生に、さらにもうひとつ委員会を押し付けられそうになっている。「たいへんな仕事なのでサポ…

RIP: K

ある方が亡くなった。明るく、行動力があり、人付き合いがよく、国内外に友達がいて、英語が堪能で、優秀で、周囲の期待の的で……とあげればきりがないのだが、これらのすべてに「ではない」という否定語をつければ、そのままワシの人となりになってしまう。…

不平等/幼年学校/木曜日

1日。G. K. Chesterton, The Man Who was Thursdayを読みはじめる。ジジェクがその著作で幾度となく言及していたと記憶するこの小説は、だれもが知っているとおり、なかなかに読ませる。授業で使うと面白いかもしれぬが、あいにく、これをテキストにできる…

「とび太くん」へのお詫び

29日。タイムリミットが何事もなかったように過ぎ去って行った。いまフロリダで猛威をふるっているErika様というハリケーンよりも強力ななにかが、ここ極東の島国の真ん中の海沿いの工業地帯の茶色の建物にもこれから到来するのかもしれない。John Russell…

スーパーマリオとトビタ君

25日。マリオ・バロテッリがミランに戻るようだが、氏に対する"nessun tifoso ad aspettarlo"というコトバを見て、スーパーマリオを不憫に思ったり、思わなかったり。"a prior essence"というコトバは、「先験的(アプリオリな)本質」と訳してカント先生…

眼球酷使譚

21日。預言者のOseas[Hosea]さんが各場の最後にでてきて「ほら見てごらん、ロンドンよ……」と説教をたれてくれるのだが、これがなかなかに鬱陶しい芝居として、Looking ...は記憶されるだろう。* * *20日。このところPCの画面を2等分−−左はpdf化され…

舞台上の微笑み

18日。クーラー環境をとりもどす。* * *17日。夕暮れ時、哲学先生に誘われて、経済学先生とともにビールを飲みに行く。理不尽な話をいくつか耳にする。* * *16日。ざるうどんを食べる。* * *15日。もうずいぶん前の話になる。ピーター・ブ…

アイスコーヒーで

12日。午前中からアイスコーヒー一杯で2時間半ねばって戯曲を読む(さすがに昨日とは河岸を変える)。その後、冷房の存在しない研究室に行く。コンビニで凍ったペットボトルを買い、適宜それを首などにあてつつすると亜熱帯環境でもかなり涼がとれること…

夏来たれど、夏休み未だ来ず

8日。ワシの夏休みがなかなか来ないのに、事務の夏休みは本日からのようで、それにあわせて集中管理の冷房も夏休み状態になる。つまり、今現在、室温30℃のなか扇風機ひとつで、来たるべき夏休みに向けて格闘しているわけなり。* * *7日。なかなか夏休…

幼児退行のシート

30日。炎天下のなか歯医者まで20分ほど歩く。死ぬ。が、こうして歩いた分だけまた歩いて戻らなければならぬ。結果、死ぬ。歯科衛生士さんに「奥歯がしっかり磨けていていいですね」と何回も褒められるが、この方はあきらかにワシよりも年下の女性だと思…

ティンカーベルと大喜利

19日。ケータイ大喜利in四日市。公開収録に同行させられる。最後列に忍んで、なんとかカメラに映らないように苦心する。それにしてもすごい人気。イマダコウジ氏の司会ぶりに感服する。FB経由で突然おめでたい話を耳にする。なぬなぬ、おめでとうござい…

五反田のInferno

7月7日。先日もらい忘れて帰ってきてしまった本多劇場の30周年記念誌を郵送していただく。深謝。* * *7月4日。三浦しをん『仏果を得ず』読了。なるほど文楽を観たくなる気持ちがわかる。* * *7月3日。このところ、ちまたで噂の新訳版をいくつ…

詮無きことども

旧聞に属する話をいくつか。今更言うても詮無きことながら、ピーター・ブルックスの『メロドラマ的想像力』(原著1976年)よりも、個人的には、あるいは、演劇研究史的には、Michael BoothのEnglish Melodrama(1965)を評価したいのだが、登壇者の誰も(…

おわび

ここ1ヶ月くらい諸事に忙殺されている。その多くがクダラナイか訳ガワカラナイのどちらかに大別される。数名の方から貴重な書物をご恵与いただいているのだが、お礼のコトバをしたためることも、それ以前にご著書を読むことすらかなわない。本当に申し訳あ…

行かないでくれ、GWよ。

12日。発音までしてくれる電子辞書は本当にありがたい。* * *8日。"inseparable ..." 若者が苦悩しているさなか、不遜にも、ある本について「くそつまらないでしょ」などと発してみたりする。そして、嫌なツイッターアカウントを発見してしまう。* *…

ウィンズロー・ボーイなど

30日。久々に歯医者に検診に行く。終了後、電車までの時間があったので、同じ建物のなかにあるヴィレッジ・ヴァンガードに入ってみる。とくに買うものはなかったが、店をでたところにあったミギーのガチャガチャになにかしら惹かれるところがあり、200…

13日の月曜日

授業というものがはじまると途端に消耗が激しくなり寡黙な状態になる。メールひとつ書いてボタンを押すことすら億劫になる。リンダ・ハッチオン『アダプテーションの理論』、Doctor Faustus、The Picture of Dorian Gray、Trilbyなどを読みつつ、幹事業に精…

蹴球部の人びと

6日。春休みに別れを告げる覚悟をする。* * *5日。なんとなくで1日が過ぎて行く。* * *4日。大学蹴球部の同級生と会って酒を飲む。人生が半分以上終わりを告げてくると、このような仲間の集いが再発してくるものなり。南米からドイツをへて5月に…

Mum's the word.

2日。先日言及したGeorgio Melchioriがすでに鬼籍に入っていることを知ったのだが、それよりも驚いたのはMelchioriがSeven Types of Ambiguityの伊太利語訳者であったということあり、さらに、伊太利語版には原著にはない修正がEmpson自身によって加えられ…

真夜中の男

29日。東の京に参る予定であったが、急遽、地元の大学病院に見舞いに行くことになる。ワシ関連ではなく、ドーキョニン関連の方なり。* * *28日。某大学に馳せ参じて、ナラトロジー関連の論文を2時間ぐらいかけて解説する。その後、おのれの大学に戻…

沙翁的伊太利

21日。ツラツラツラと軽快に書いてみたはよいものの、まったく使えない文章だけが残されることになった。沙翁の伊太利について伊太利の先生がレクチャーをするようだが、4月平日の東京には行くことがかなわないだろう……。Georgio MelchioriとFrank Kermod…

『十二夜』の前後

19日。ここ数か月パイプ椅子に座ってケツの肉を酷使しつづけてきたが、ようやく本日ケツの肉にやさしい椅子を研究室に導入する。見たいと思っていたものの、近隣の図書館は所蔵しておらず、国内図書館にも所蔵数が少ないため、なかなかその機会が得られな…