2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

退屈論

瞳たちは彼方此方 正気だと自己陶酔狂気は彼方へと旅立ち 退屈は此方へと到来すコトバの摩滅 全能のココロツマラナイ……。

激務はじまる。

27日。諸々の事象をキャンセルして、研究室で問題を作成する。今日から暫くのあいだ激務なり。* * *26日。William Shakespeare, Richard IIIを読了する。シェイクスピアを読むのは本当に久しぶり。こんなに長かったっけね。これを上演するとなると大…

Happy Birthday

誕生日おめでとうございます。1年なんてあっという間ですね。それが良いことなのか、悪いことなのかはわかりませんが、時の移ろいの残酷さだけが身にしみます。ただ、そのような残酷さにまぎれていると、はじめて出会ったときのことがコッソリ思い出されも…

げに恐ろしきは……。

主に給金を頂戴しているところの授業がはじまるものの、本日は担当の授業がない日なので、楽チン。午前中は各種プリントを用意する。Nicholas Rowe, The Tragedy of Jane Shoreを読了する。げに女の嫉妬は恐ろしゅうございますな。Janeはんに嫉妬しなはって…

巷では連休らしい

23日。プリントの裏などに書き散らしてあったものをノートにまとめる。自分の書いた文字を判読するのに苦労するとは、これ如何に。* * *22日。N大の授業がはじまる。連休中の初回授業+3・4年生対象+内容がイングランド演劇だから客は少ないだろう…

The London Merchant

朝からカステラとロールケーキを食す。George Lillo, The London Merchantを読了する。innocentでhandsomeな齢18ぐらいの男子George Barnwellが、いわゆる悪女Millwoodにたぶらかされ、持ち逃げや殺人を犯してしまう、という悲劇。悔悟と友情と涙と抱擁は…

足湯の悲劇

20日。朝からカステラとケーキを食す。John Dryden, Cleomenesを読了する。お勉強ネタ。* * *19日。足湯につかりながらコーヒーが飲める場所を再訪する。そろそろ帰ろうと思って靴下を探してみると、片方が行方不明になっていて、どうしても見つから…

Imagine there's no imagination!

王政復古期の劇場構造について復習する。文章として書かれている内容を理解し、頭のなかでそれを建築物として再構成してみる作業がいかに不得意か、思い知る。ふだん情景描写などをサラッと読み流していることのツケなのか、はたまた、想像力なるものを根本…

結婚も良いけど……。

会議、学生面談、メール書き、会議。ワシの指導学生には、近々結婚しようとリアルに考えているやつが多い。今日の面談者もそのような男子のうちのひとりで、そういうやつは決まって、年上の彼女をもつ留年確定者なのだ。そういうやつから洩れ出てくる話が、…

木のなかから登場

午前中に会議1つ。なんとなく調子がはずれる。John Dryden, King Arthurを読了する。Kentが舞台のA Dramatic Operaなり。King Arthur(Briton人)とOswald(Saxon人。King of Kent, a Saxon and a Heathen)の戦いに、Emmelineという女性(はじめ盲目だが魔…

−12

朝、新聞紙上で学生に関する悲しい知らせを眼にし、しばしココロに風が吹き抜ける。ご冥福をお祈りします。昨日Thomas Southerne, Oroonokoを読了する。Oroonoko dies hard.「早く○○」という意味ではありません。Welldonの男装、Danielの幼児性、Governorの…

雨のち晴れ

13日。N大図書館に本を借りに行く。昨日食べすぎたので少し歩いてみる。そうしたら、また腹が減る。ああ、晴れの休日はすばらしい。昨日は雨……。* * *12日。北海道ラーメンを昼食に食べ、ヤバトンを夕食に食べ、その間にミスター・ドーナッツの誘惑に…

秋の焼芋シュー

頼まれていた新しい桂冠詩人の詩集がようやく届いたので、手紙と一緒にオジイチャンのところへ送る。研究室に帰る道すがら、空腹感を覚え、「秋の焼芋シュー」なるものを買ってしまう。「季節限定」で「ほっくりとした焼芋カスタードクリームとホイップクリ…

これがわたしの仕事です。

10日。John Dryden & William Davenant, The Tempestを読了する。1667年の上演、その3年後に出版とされる。本文は以外に長い。 "The Scene changes, and discovers HIPPOLITO in a Cave walking, his face from the Audience"(II. v. SD)→このあとMir…

Davenant's Macbeth

William Davenant, Macbethを読了する。Shakespeare, Macbethの改作もののひとつで、1664年の上演とされる。Banquoが殺され、Fleanceが命からがら逃げのびる場面の直後がdiscovery scene(Banquoの亡霊が現れ、それを見たMacbethがおったまげるbanquet s…

All for Love

万年筆のインクが出てきてはいけないところからしみ出てきて、手が真っ黒になる。John Dryden, All for Loveを読了する。discovery sceneがないのは意外。Marc Antonyよ、あんたはヨロメキすぎだ。そして、モテすぎだ。jealousy、愛の言葉は……。

Venice Preserv'd

Venice Preserv'dを読了する。Jaffeirは裏切ってしまった友へのせめてもの罪滅ぼしとして、処刑という恥辱にまみれた死から友を救うべく、処刑台上の彼を刺し殺し、すぐさま、自らの身にも刃を差し込む。その妻Belvideraも、死んだ男たちの亡霊を眼にすると…

弐拾世紀少年

4日。ありがたくない仕事の依頼がまたしてもやってくる。覆面男のように、そんなこと言うなんてキミとは絶交だな、とは言えず。Thomas Otway, Venice Preserv'dを第2幕の終わりまで読む。* * *3日。そうだよ、僕だよ、僕がトモダチだよ、と言っていた…

9月スタート

2日。「The scene draws and discovers……」のようなト書きの使用方法を求めて、複数の王政復古悲劇をザーッと眺める。 おかげで眼が死ぬ。おかげで睡魔が生き生きする。* * *1日。久しぶりにオジイチャンと会う。キミハ○○シナイノ?などと、この人の口…