2009-01-01から1年間の記事一覧

面はわれている

30日。新婚の後輩を呼び出して茶をしばく。maccaroni氏の面が意外なところにもわれているのを知り、驚く。山口昌男『学問の春−−〈知と遊び〉の10講義』(平凡社新書,2009)を古書で買う。おそらくこれが年内最後の購入本であろう。明日から、サルに…

最後の週末

28日。東の京をぶらぶらする。皆さんまだ労働期間中のようで、東の京のランチタイムは人であふれかえっている。喧騒のなか重い気持ちを引きずりつつ西へ向かう新幹線に乗る。* * *27日。東の京で話をする。ワシの話しは根本的にオベンキョウのレヴェ…

0文字

祝日らしいが、某業務で研究室に赴く。あいている時間には色々と文献を読んで日曜日の発表の具体案を練る。つまり、現時点で発表のために刻んだ文字数は0なり。ああああ……。

愚鈍な夜

おのれが聡明であるとお考えの方ほど、原則論を維持しようとするのであり、そのような方をまえにしたときには、臨機応変などという柔軟さは愚鈍の極みと決めつけられてしまうことになる。「情熱」にゴメンナサイとメールをうちながらも、愚鈍デ良イヤと思う…

はじめました

21日。愚かな者に愚かだと言明してもよい時代風潮に今はあるのだろうか?無為はじめました……。* * *20日。ハンバーグ食べて、コーヒー飲んで、本を買う。マフラーはじめました……。* * *19日。Mr. Children@某ドーム。ワシはいわゆる「みすちる…

何年生?

ある古本屋で本を見ていたら、店番のおばちゃんに「何年生?」と尋ねられる。あたりを見回すとそこにはワシしか存在していないので、発せられたコトバはワシを宛先にしたものだと了解したのだが、それでもそのような了解に確信がもてなかったし、もしかして…

エイゴ書く

ドライヴァーの操作とブレーキ・システムのあいだに発生する干渉関係を防止するための……という発表の英文概要を書かされる。日本語がよくわからず、英訳するよりも、日本語を日本語訳することに時間がついやされる。書かれている英文を添削するよりも、ワシ…

方程式崩壊

「あらすじ+英語読解+批評解説=90分」という方程式が、「Hamletと近代ブルジョワ主体」、「Othelloと人種的他者」、「The Tempestとポストコロニアル批評」というトピックたちを前にして3週連続で崩れ去る。授業でとりあげるまえにレポートを課して強…

師走らず。

14日。あ〜らよ出前一丁ってな感じの授業が2つ。よくわかりませんが。* * *13日。研究室でプリントを作成したあと、ひたすら歩く。* * *12日。カール爺さんを見る計画が頓挫する。G-san……。

おのこ失格

授業は終了しているのにそれに気がつかずに惰眠を貪りつづける2人が唐突なかたちで現実の残酷さに直面することがないように、そっと教室をあとにする。そのまま安らかに眠りたまえ。自らの研究に対して揺らぐことのない自信をお持ちの方がワシのまわりには…

オジイチャン

授業のためにN大にいると、オジイチャンから電話がかかってきて、午後から落ちあうことになる。いつもの場所に移動し、オジイチャンとコーヒーを飲みながら40分ほどお話をし、お別れする。ベン・ジョンソンの翻訳集と批評理論に関するアンソロジー2冊を頂…

Over the Rainbow

9日。今日はこれから忘年会なり。* * *8日。N大で授業を実施して疲労。* * *7日。N大のプリントを作成して疲労。* * *6日。ホテルの朝食バイキングをたらふく食したあと、またしても渋谷で下車してトボトボ表参道まで歩く。途中、トイレ目指し…

N大のN先生

3日。J=L.G.の誕生日。N大で授業後、そのお隣のN大に書類を提出しに行き、もといたN大へ戻ってキャンパス内を歩いていると、その昔大学院で教えを乞うたN先生にばったり遭遇したので、久方ぶりに昼食をともにしながら、2人して昨今の大学をめぐる苦労話を…

ある詩集

1934年にprivate circulationを目的として100部限定で出版された16ページからなる古びた詩集が手元にとどく。表紙のつぎのページをめくると、そこには「William Empson」というこの詩集の著者の名前が万年筆で黒く刻まれている。あの変なヒゲのはや…

オペラ?

林光『オペラは世界だ−−小さな歌劇場への誘い』(日本放送出版協会,1995)を読了する。某国国営放送でやっていた「人間大学」なる番組のテクストなので、アッと言う間に最終ページがやってくる。それにしても、なぜこれが家にあるのか不明ナリ。四方田…

Let be

29日。少し風邪気味ですが、目下、凍てつく研究室におります。* * * 28日。蓮實重彦『陥没地帯』(哲学書房,1986)を読了する。とりあえず、読んだという事実だけを記す。「陥没地帯」ということばが本文中で使用されたのは、たった一度だけだと…

After Hamlet

I am too much in the sun.so says the Prince, complaining implicitly and ambiguously to his stepfather about the state of things. After the fashion of Hamlet, I would have howled at .... I had a good day today. Did you?……。

りんごの牙II

いずれも猛者ばかりとりそろえているとは常々耳にしていたし、先日の委員会ではそのうち御二方のself-confidentな饒舌ぶりに接する僥倖にあずかったばかりだが、そうは言っても件の御二方はいずれも外来語を教える先生ではなかったため、その発言が直接ワシ…

初冬の週末

24日。授業であつかうには手ごわすぎる芝居=『ハムレット』。* * *23日。月曜日の祝日=授業日。* * *22日。日曜日=ひねもすプリント作成。* * *21日。A・ソクーロフ監督『ボヴァリー夫人』を観る。官能や背徳などといったことばから容易…

40

40歳で逝去の報にふれる寒々とした夜。合掌……。

Striking a Balance

N大で授業。その後研究室に戻ってから2時間ほどのあいだに事務的メールを10通とばす。調整役とは、各方面にメールを飛ばしつつ情報の集中化をはかる存在であることを身をもって知る。炎たつかのごとく熱く燃えたぎり、汗まみれの面持ちをたたえているのは…

きゃ〜ぎ1つ

本日も夕方からきゃ〜ぎ1つ。それに至るまでは、コーヒーショップで本を読み、デパ地下で女子に献上するお菓子を買う。お菓子ぐらいで人間関係が円滑にすすんで行くのならば、平日の昼間でも喜んでデパ地下に行ってしんぜよう。George Farquhar, The Consta…

きゃ〜ぎ3つ

17日。寒い。午前中の会議が終ったと思ったら、すぐさま「情熱」がもうひとつの会議をねじ込んできたので、午後からのN大の授業に遅刻しそうになる。前のスクリーンに映し出されているDVDの映像を見たくなかったら見なくても良いが、暗闇となった教室のな…

日曜日の夕暮

研究室で採点、テスト作成、ホテル予約2件、アメリカの本屋への返答、授業プリント作成、事務的な依頼メールなどをする。その後、年末の研究会でする話を考えようと思ったが、事務脳ミソが勉強脳ミソに切り替わらないので、刻々と暮れていく日曜日の空をい…

りんごの牙

14日。アメリカの本屋に問い合わせのメールを出す。* * *13日。某委員会のはじめての会議。それぞれの思惑が衝突し、収拾困難な状態となる。いままで野放図なかたちで騙し騙し運営されてきたものを交通整理しようとした結果、「おれたちは今まで一生…

ASU & Two NUs

12日。N大で『南部の唄』の授業。終了後、別のN大に書類1枚を提出しに行く。* * *11日。こっそりASUに行き、羞恥心に打ち震えたあと、こっそり帰る。あ〜あ……。

若者たちの拍手

会議のあとN大に移動して演劇の授業2つ。ひょんなことからワシの生れ落ちた日が学生の知れるところとなり、100人近い若者たちから授業中拍手を頂戴する。なんとも気恥ずかしいことよ。どうも……。

Oh dear!な話4つ

9日。授業2つ。昼過ぎて暫くすると研究室の灯りが消える御仁の生態調査をしてみたくなるものの、人類学者ではないので断念し、御仁の「冷静さ」に相応しい穏当な心持ちで、主不在の孤独に耐えている研究室のまえを通り過ぎる。* * *8日。このところま…

ステキ

N大で授業。「Levi-Strauss読んだことがある人?」と尋ねると、男子1人が手をあげる。すかさず前に座っていた女子が「ステキ」と述べる。彼を「ステキ」と言えるアナタも「ステキ」です。それにしてもなぜ法学部生がLevi-Straussを読んだことがあるのか……。…

Unhappy Birthday

昨日、おめでとうのコトバをお寄せくださった方々に感謝。そのお礼に興味深いリストをお届けします。 P. P. Pasolini, 1975. 11. 2. E. H. Gombrich, 2001. 11. 3. Gilles Deleuze, 1995. 11. 4. ワシが愛好して読んできた者たちは、ワシが生れ落ちた日の周…