8年後の追悼

昨日でK. Kobayashiが亡くなって8年という月日がたった。ちょうど10歳年下のワシは、あいにく生き残って、ここ数年は息子氏の子育てに奔走している。K. Kobayashiは、あいにくワシの息子氏を眼にすることはなかったし、おそらくは、ワシが子育てにいそし…

時は過ぎる。

もうすぐ午前3時。少し疲れた。次元の異なる複数の事象に折々で対応していかなければならないので、ときどき訳がわからなくなってくる。ずいぶん大人になったものだ。対応できているのか、それとも、できていないのかは、実のところ自分でもよくわからない…

dolce vita

アイスクリームがうまい午前2時すぎ。バニラ以外のアイスクリームを選択することがなくなってしまった。餡子とアイスクリームで人生は甘くなる。 dolce vita ...。

Marjorie Perloff

午前2時を過ぎてしまった。悪い流れだな。 Lois Potter, Shakespeare and the Actor (Oxford UP, 2022)がやってきた。ウィトゲンシュタインを読みはじめたのだが、そういえばMarjorie Perloffはお元気かなと思って検索してみたら、91歳でご存命のようだ。…

Fiji

Fijiに帰りたい。青い海を見ながらボーっとしていたい。面倒で気をつかうミーティングなどには出たくはない。 午前2時が近づいてきた……。

さらば、午前2時。

もうすぐ午前2時。外は雨が降っている。寝て、起きて、ふつうに生きて、またつぎの午前2時をむかえよう。 さらば、午前2時……。

数の退屈さ

今日はまだ午前2時を過ぎていない。昨日は結局午前3時に寝ることになってしまった。悪い傾向だ。 某専攻の方の業績表を見る機会があった。そこには、とてつもない数の査読論文のタイトルが並べられていた。関心するとともに、なにか……なものを感じてしまっ…

午前2時

今日も午前2時を過ぎてしまった。ちなみに、何時に起きるのかというと、6時です。ショート・スリーパーではなく、加齢にともなう早起きにすぎないと思うのだが、それでもこんな生活をしていると、目覚めるはずの6時が永遠に来なくなってしまうかもしれな…

愚劣ですね。

今日も午前2時か。野矢茂樹『無限論の教室』を読了。ここにでてくるタジマ先生を、なんとなくうらやましく思ってしまう。いま全国の大学に、タジマ先生のような存在はどれくらいいるのであろうか……。少なくともワシは学生にむかって「愚劣ですね」などとは…

わけがわからない。

わけがわからないことになってきている。呼び出されたり、こちらが求めたりで、Mr Presidentと話しをする機会が多くなったのだが、そのほとんどがトラブル対応にかかわるものでしかない。しかも、ワシは責任者ではなく、本来Mr Presidentと話しをしなければ…

イーグルトン2冊

テリー・イーグルトン『マルクス主義と文芸批評』、テリー・イーグルトン『イデオロギーとは何か』をブルデューのところまで読了する。マルクス主義関連文献も結構読んできてな。マルクス主義者ではないけれど。なんで読んでいるのかも分からなくなってきた…

花粉症激化

シェイクスピア『ヴェローナの二紳士』、『じゃじゃ馬馴らし』、『十二夜』、筒井康隆『文学部唯野教授・最終講義ーー誰にもわかるハイデガー』、Fredric Jameson, Raymond Chandler: The Detections of Totalityを読了。あとはスラヴォイ・ジジェク『ポスト…

Why Mann?

シェイクスピアの『テンペスト』、『から騒ぎ』、『恋の骨折り損』、『リチャード三世』と、トーマス・マン『ヴェネツィアに死す』を読む。Why Mann? Why War? Fredric Jamesonの本を読んでいて、repliedとなっているのはrepliesの間違いではないかと思った…

シェイクスピアを読む

『マクベス』、『から騒ぎ』、『尺には尺を』、『ヴェニスの商人』、『間違いの喜劇』、『ウィンザーの陽気な女房たち』、ウィリアム・C・ダウリング『ジェイムスン、アルチュセール、マルクスーー『政治的無意識』入門講座』、Adamu Roberts, Fredric Jame…

よいお年を。

モーリス・ルブラン『奇巖城』、アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』、イアン・マキューアン『贖罪』読了。ルブランはあんまり頭に入ってこなかったな。 28日。早起きして電車に乗って、おじいちゃんの自宅に向かう。待ち合わせは10時30分…

てこずる。

この一か月はFredric JamesonとGeoffrey Chaucerにてこずる。それにしても文庫版『政治的無意識』は品切れで高値がついている。増刷してほしいね。 難解……。

stanco?

ウィリアム・シェイクスピア/ジョン・フレッチャー(大井邦雄訳)『二人の貴公子』、レイマンド・フィッツサイモンズ(松岡和子訳)『エドマンド・キーン』、ジョン・ドライデン(竹之内明子訳)『恋ぞすべて』M・C・ブラッドブルック『歴史のなかのシェイ…

ココロを燃やせ

『ミドルマーチ』読了。全2巻、2段組、合計約1000ページは、さすがに長いが、読ませる。人生は思いどおりに行かないことばかりで、ときにいらだちがつのってしまうものですな。ジョン・フレッチャー『野鴨追い』も読了。 今年は、なにやら色々な種類の…

『ミドルマーチ』

今月は『ミドルマーチ』をひきつづき。しかも、まだ終わらない。ようやくカソーボン氏が死んだあたり。長い……。

7月がおわる

『テネシー・ウィリアム「夏と煙」*テレンス・ラティガン「銘々のテーブル」』(南雲堂)のうち、『銘々のテーブル』のみ、マリーズ・リズン『イスラーム』(岩波書店)、ウラジーミル・ナボコフ『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(講談社文芸文庫)、…

星はどこにもいかない。

マーティン・マクドナー『ウィー・トーマス』(PARCO)、別役実『ジョバンニの父への旅/諸国を遍歴する二人の騎士の物語』(ハヤカワ演劇文庫)、図師宣忠『エーコ『薔薇の名前』ーー迷宮をめぐる〈はてしない物語〉』(慶應義塾大学出版会)、小林信彦『ぼ…

ウィリアムの教え

『薔薇の名前』を読了する。 〈ウィリアムの教え集〉 「師匠の悪いところは身につけないほうがよいぞ。人間が考えなければいけないのは、唯一つだけだ。この年になってやっとわかった、それは死だ。〈死ハ旅人ノ安ラギダーーアラユル労苦ノ終リダ〉。どうか…

鬼滅から薔薇へ

連休中は息子氏のお供で電車に乗る日々がつづく。そして、気がついたら労働に復帰する日がやってきて、こうしていま死んでいる。『鬼滅の刃』を読み終える。つぎは岸辺露伴を読むつもりなり。そして、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』をよみはじめる。本当…

地獄篇

イーヴリン・ウォー『ご遺体』(光文社古典新訳文庫)、ダンテ・アリギエリ『神曲ーー地獄篇』(講談社学術文庫)を読む。 我が師はその時、右の 頬を見せながら後ろを振り向き、私をじっと見て、 それからおっしゃった。「書き留める者はよく聞いているもの…

何十年ぶりに……。

リチャード・E・ルーベンスタイン『中世の覚醒ーーアリストテレス再発見から知の革命へ』(ちくま学芸文庫)。500ページ読むのはシンドイが、信仰と理性をめぐる歴史はとても面白かったし、勉強になった。ロジェ・シャルチエ『書物の秩序』(ちくま学芸文…

引越しでおかしくなる

約20年間いた研究室を今週末までに出なければならないので、先月の13日から延々と引越し作業をしている。物品といっても、本以外にはめぼしいものはないので、その本を段ボールにいれて、台車にのせ、新しい校舎のなかの新しい研究室に運んでいくだけな…

『カンマの女王』

メアリ・ノリス『カンマの女王ーー『ニューヨーカー』校正係のここだけの話』読了。横書きの日本語のためか、読了するのにかなり時間がかかったな。校正のお話なので、校正的な指摘をしてみると、本文最後から2ページ目のうえから5行目「……して食らついて…

チョーサー・ゼミ

ラドヤード・キプリング『少年キム』、G・K・チェスタトン『木曜日だった男--一つの悪夢』、戸田山和久『教養の書』、ピーター・W・M・ブレイニー『シェイクスピアのファースト・フォリオ』、冨樫剛(編)『名誉革命とイギリス文学ーー新しい言説空間の誕…

八月の終わりに

31日。月末締め切りの案件2つが片づく。ひとつは地雷を踏んだようなもので、もうひとつは贖罪をかたちにあらわしたようなものなり。 * * * 26日。久しぶりにオジイチャンに会う。だいたいはお互いの(不)健康の話をしたのだが、某氏の信義にもとる…

ホンモノが寄せていく

坂野潤治『日本近代史』(ちくま新書)。なんとなく手にとって、なんとなく450ページを読んでしまう。原敬のイメージが悪い方へと変わる。高山宏『庭の綺想学』をペラペラとめくるにとどめる。Robert DaborneのThe Poor Man's ComfortとA Christian Turne…