2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

労働がみちびく甘味

31日。歴史が示す違いに繊細であること、それまで可能であったものが不可能なものへと変貌する契機を見誤らないこと、「それが死ぬ(あるいは死んだ)という意識」を忘れずに、そのことに対して倫理的な態度を持続させること、これらのことに対して無自覚…

ワタシの名前

ワタシの名前はヤル気ナシオ。今日は昔の名前で出ています。蓮實重彦『映画はいかにして死ぬか−−横断的映画史の試み』(フィルムアート社,1985)を購入して、研究室に向かう。研究室では、もちろん、雑用をこなすのみ。ワタシの名前はヤル気ダシオ。今…

いきなり団子

28日。今日も軽く雑用をこなしたあと、おじいちゃんと会う。〈群島〉と比較文学、書籍出版と英文学者同士のコラボレーションなどについて話す。おじいちゃんと別れたあと、「いきなり団子」を買いにデパートに赴く。過去3回ぐらい行列にならんで購入した…

祈る

今日も×つけ。 あるお知らせを耳にし、生の不条理さを想う。 彼女のもつ華やかさが、運命の女神をも途方にくれさせる鋼の鎧とならんことを。祈る……。

×つけ

某業務で昨日より多くの×をつけまくる。悲しいけど、これも、現実なのよね。 休憩時間におじいちゃんから電話が入り、お説教ミーティングが設定される。 最近本を読んでいないことに気づく。明日は別の×つけ……。

生きてました。

24日。某業務で×をつけまくる。悲しいけど、これ、現実なのよね。明日へとつづく……。* * *23日。春のご陽気のなかテスト3つ。疲れる、呆れる……。* * *22日。N大の最後の授業。授業評価アンケートの自由記述欄に、ワシのことを「お茶目」などと…

眼の酷使

19日。試験問題2つを作成して、1日が終了。PCに眼がやられる……。* * *18日。高橋源一郎『惑星P−13の秘密』(角川文庫,H4)を3分の2ほど読む。現実世界との直接的接触を明示することばや、現実世界との間接的接触(アイロニーやアレゴリー…

マニア噺

17日。某統一試験。お役御免のワシは、来年度ある目的のために使用されることになっている練習問題を研究室で地味に作成する。たとえ某統一試験がお役御免であろうと、周到かつ狡猾かつ聡明かつ大胆にも、なんらかの「お役」が必ず配当されるような仕組み…

笑いの大学

N大で今年はじめての授業。冒頭に「あけましておめでとうございます」と言ったら、「あけましておめでとうございます」とかえってくる。予想だにしていなかった展開に、こんな挨拶からはじめてしまった気恥ずかしさが倍化する。そんなワシを見て、学生たち…

殺伐日和

14日。採点。雑談。会議2つ。教授が刺される。さむい……。* * *13日。夜のお勤めをすべく森のなかの大学へと馳せ参じる。街中よりも寒さが骨身にしみる。風船につつまれた口語調の日本語とイラストレーションによってつむぎだされた物語が閉じ込めて…

風邪つづく

11日。朝方雪が舞う。『外の思考』を読むかわりに、明日レポート担当になっている論文を研究室で読む。が、風邪が悪化して脳ミソが働かない。おまけに、眠い。ゆえに、逃避中……。* * *10日。寒波。N大で補講らしきもの。少し早めに行って来年度のシ…

チープなギャク

ひたすら採点をし、ひたすら試験問題を作成する1日。チープなギャクとしか思えないような解答たちに遭遇し、苦笑する。昨日の会議同様に、これも毎回のこと。今年になってやってきたものたち。下2つはめずらしく新刊で購入する。ただ、新刊購入した本のほ…

会議風景

授業らしきもの。王政復古期演劇のデータ整理。会議。「一同に会して議論する」とは言っても、結局、特定の意見が大方採用されて、提示された路線にそって仕事をすすめるようにと言い渡されるだけの集いになる。いつもの会議風景がいつもどおりに終る。悪し…

復習

6日。風邪、少しおさまる。やらなければいけないことがあるが、Allardyce Nicoll, A History of Restoration Drama (Cambridge UP, 1923)を読む。それにしても、演劇史書くだけあって腹が立つくらいよく芝居読んどるわい。その後、ひさしぶりに4年生の女子…

美しい思想家

風邪、悪化する。研究室で論文を読んでまとめる。蓮實重彦『帝国の陰謀』(日本文芸社,1991)を読了する。皇帝ナポレオン三世の「義弟」にして、1851年の「布告」と1861年のオペレッタ・ブッファの「署名者」としても名前を残すド・モルニー(…

同じ年生まれ

3日。風邪完治せず。研究室で論文を読んでまとめる。訳あってバーゲン中のデパートという戦地に赴くことになり、予想通り疲労とともに帰還する。土曜日か……。* * *2日。昨日よりは早く起きて、研究室に行き、王政復古期演劇に関するデータを整理する。…

謹賀新年。

朝遅く起き、研究室に行き、年賀状を書き、郵便ポストに年賀状を投函し、コーヒーを飲み、帰宅する。元旦に営業している店は少ないため、街を出歩く人も少ない。シャッターの閉まった地下街は廃墟のような静けさをかもし出す。至極論理的な街の面持ち。早速…