2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

不在への憤り

30日。締め切り文書を出そうと思って出先から慌てて帰ってきたのに、受付先の人物がおらぬ。なんでやねん。その後、明日締め切りの文書2つを作成したのち、後輩とスタバでおしゃべりに興じる。後輩よ、幸運を祈る!* * *29日。授業中に説教をして気…

駆け落ち

肌寒さ、増す。『イギリス式…』を読了する。かつて駆け落ち結婚を決行しようとした男女が目指したグレトナ・グリーン(スコットランド)。古は当然のこと、現在の恋愛事情においてもここが特権的な場所になっていることについて、法規制などの時代状況に目配…

批評あるいはギャク

ずいぶん肌寒くなりました。『スポーツ…』を読了する。著者がナカータやナガシーマに費やすことばは、著者自身の批評にもあてはまる。ただ、著者の誘惑に身を任せて「神に愛されている……」ということばを批評として大真面目に受け止めてしまってはいけない。…

あるいは……

『無能な…』を読了する。(このような言葉づかいはされていないものの)duration, immediacy, failure, hallucinationとしてのimageなどが、同時平行して再読しているBarthesの内容と共鳴し、頭にヒッカカリを残す。同時平行読書継続決意。この2つの作品か…

ココロと脳ミソ

先日大人2人の口論を目撃したら、本日自分が口論に半歩まきこまれる。が、笑顔で危うく難を逃れる。『博士と狂人』を読了。OED作成に助力したアメリカ軍医=狂人=殺人者をめぐるお話。ただ、作者は、この人物に殺害された無名の男に本書をささげる。本書が…

継続中

ここ数日は、Barthes, On Racineを読み直す。* * *19日。午後から4時間ぐらいブラブラ歩く。O須で2人の大人が怒声をあげて口論している場面に遭遇する。以下の2点を購入する。 サイモン・ウィンチェスター『博士と狂人−−世界最高の辞書OEDの誕生…

Loving You

N大でキングコング論を読む。ちょっとシンドイ様子……。Thomas Killigrewには、上演ではなくて読書を前提に書かれた"Closet Drama"がいくつかある。これを執筆した動機のひとつについて、Alfred Harbageは、「書くのが楽しかったから」とこともなげに言ってし…

さまよう

雨が降る。無数の雫が重くのしかかってくる。事務的書類を3つ用意し、2時間半の会議をこなしたあと、大移動してワイルドを読む。大移動のあいだにBarthesを読了するが、すぐさま1ページ目をひらく。逃走困難なカフカ的迷宮をさまよう生……。

夜歩く

朝、電話がなり来年度の授業の依頼がまいこむ。来年度も労働を謳歌することになる。昨日につづき、Barthesを読む。感嘆する。Harbageについてなんか書こうか、締め切りが過ぎた書類を書こうか、事務的なメールを出そうか、などと考えているうちに夕暮れがや…

想ふ

肌寒い。半袖を着て熱いコーヒーをスタバで飲む。Harbageを読了し、Barthes, On Racineを読みはじめる。バルトはいつも絶対的に美しい。 ひたすら歩き、諸々の構想の練る。1日のしめは茶碗蒸し。そっと瞼を閉じて2年前のことを想ふ。きらめく星よ、ごめん…

細切れ日和

晴 天 キング・コング 授業 Ron Carter Sextet, Orfeu 中古 スタバ Hargabe 第3章 大学 事務処理 栗ケーキ 美味……。

忘却よ……

授業、授業準備、授業、会議。1つ目の授業ではプリントとペンを忘れ、2つ目の授業では時計を忘れる。会議の後、Harbageの第3章を読むことで、なんとか理性を取り戻す。あ、Killigrewのエディションをチェックするのも忘れた。忘却よ、驕るなかれ……。

大移動の火曜日

事務的な長文連絡メールをポチッとしたあと、提出物の採点にいそしむ。なんでかなぁ…。The Plain Dealer2回目をようやく読了する。Harbageの第1、2章を読む。Killigrewのスペリングは途轍もなく、"son"を"suenne"と記すことがあったという点がオモロイ。…

呼吸して暮れる

授業準備、授業、会議(ワシも質問して2時間半越え)。昨日購入したCDが心地よし。静かで穏やかなパンチを繰り出すベースが、説明できない美というダメージをココロに残す。晩飯の焼きうどんがうまし。キャベツのシャッキリが、弛緩しきった麺にそっと生…

日曜日、書類書く

曇りの日曜日。締め切りが過ぎて久しい書類を研究室で書く。もちろん締め切りの超過を自発的に気づくはずはなく、先週末にお叱りのメールをいただいて、ようやく事の次第を了解したわけです。マル投げ書類の締め切りは守るのに、自分の書類は締め切りを失念…

シナヤカさんとガチガチさん

時間割にケリをつける。結果、居眠りオッサンに泣いてもらうことにする。その後、事務メールをし、おじいちゃんに本を郵送する。Humeの第2章を読了する。この後、Humeの提唱する批評的立場の問題点、さらに、それと理論とのかかわりについて解説する2つの…

空白の1日

時間割の検討、授業、時間割の検討、授業、授業、授業準備。こちらをたてれば、あちらがたたたず。ああ、時間割とは難しきものなり。暴君ぶりを最大限発揮して、いちばん楽をしてやろうかのう……。これができれば悩みはしないのだよ。もう知らん……。

血の話

N大授業はじまる。今年は『キング・コング』論を読む。帰りに寄り道をして『即興文学のつくり方』(松柏社)を古書店で購入し、序章と第1章を読む。抱いた疑問をいかに意外性のあるテーマへと高めるか、さらに、そのテーマを論じるのにいかに面白い材料をも…

他者の〈耳〉

授業、ヨロズ相談、授業、会議(3時間)。先日メールしてきた元指導学生の女子が研究室にあらわれる。擦り切れたココロが微笑みをとおして透けて見える。こんな時ぐらいは、現実を直視させる冷酷な励ましよりも、逃避を促すようなアリキタリの優しさが必要…