2018-01-01から1年間の記事一覧

ジダンくんとFather Mayer

12月に、息子氏が風邪をこじらせて検査入院をしました。入院先で同室になったジダンくん(日本人)は元気になったかな…。子どもが苦しんでいるのを見るのは、やはり嫌なものですな。もう会う機会はないかもしれないけれど、ジダンくんにとりわけ良いお年を…

ふたたび胸がいっぱいになる

11月11日。『誰もいない国』@新国立劇場。台詞をとばしてしまってもなんとか補ってしまう老獪さ。ピンターを見るたびに思うのは、ピンターはそろそろ別の翻訳者を見つけてほしいということなり。* * *11月10日。『修道女たち』@本多劇場。鈴木…

ぼくの家に来る?

10月29日。Sono stanco molto. * * *10月14日。急遽予定がキャンセルになったので、『誤解』@新国立劇場。カミュの絶望にふれる。「涙が流れているのだから、まだ本当の絶望を味わったわけではないわ」的な趣旨の発言に遭遇したのは、これで3度…

台風にもかかわらず

9月4日。台風接近。にもかかわらず、山里亮太『天才をあきらめた』(朝日文庫)を買いに街に出る。だって、サイン本がほしかったから……。なにはともあれ、長時間の停電に不便を強いられる。* * *9月1日。カルメロ・ベーメの誕生日。Sto bene. 嘘。* …

サヨナラを言うことは

29日。もう8月も終わろうとしているが、恐ろしいことに気がついた。ここに駄文を垂れ流しはじめて、10年が経ってしまった。この10年で色々なことがあったはずだが、ワシはアホなので、もうほとんど忘れてしまったし、ワシは傲慢なので、それらを思い…

アウグストゥス登場

20日。アヴィタル・ロネルのセクシャル・ハラスメント問題が喧しいことを知る。* * *12日。ショッピングモールに買い物に行った際、ドウキョニンに老眼鏡をつくるように促される。ええ、そうですね。* * *8月1日。誰もが知っているとおり、July…

ひと仕事 in Osaka

13ー14日。大阪でひと仕事する。諸事情あって昼食ぬき。諸事情あってケーキもコーヒーもぬき。このところ午前3時就寝生活が板についてきた。その後もイヤフォン君はイヤフォン君なり。ところで、イヤフォンというのものに価値をおく若者が増えたことを…

イヤフォンという最後の砦

今日も午前2時半。新入生を対象とするあるクラスで、片方の耳にイヤフォンをつけたままワシの授業をうけている学生がひとりいる。はじめは両耳にイヤフォンを装着して寝ていたので注意をしたのだが、そうしたら、その翌週から寝ることなく授業はうけている…

おやすみなさい

5月26日。マーティン・マクドナー『ハングマン』@世田谷パブリックシアター。マクドナーを見るのは、おそらくこれがはじめてだと思う。ちなみに、不勉強ゆえ、戯曲は読んだことがない。これが初舞台という娘役の女の子も、無気味な男役の大東も演技が秀…

病んでるの?

午前3時が定番化しつつありますな。最近は本を読んで考える時間が本当に1日に1時間ぐらいしかない。早朝6時から深夜3時まで眼をあけて生きているのに、1時間とは……。まあ、仕方がないな。1時間で6時間ぐらいの効果をあげた気分になっておく。病は気…

午前3時半の憂鬱

午前3時半。今日は眠ることができるのだろうか。2時間ぐらいは寝られるか。寝耳に水の案件が突然ふってきて、怒られる。「突然そんなこと言われても聞いてないから知りません」などとは言えず、とりあえずお詫びとともに早急に対応する。ワシはなにしとる…

書いてはいけない

本日はまだ午前1時。昨日は午前2時に寝られた(というか、知らず知らずのうちに寝てしまった)ので、4時間ぐらいは睡眠時間がとれた。どうしてこんなにやらなければならないことが多いのでしょうかね。自問自答してみるものの、それに対する答えは問うま…

ボロボロになるまえに

ただいま午前3時まえ……。昨日は睡眠時間3時間半だったし、おそらく今日も3時間だろうから、こんな日々を送っていたら、あらゆる意味でボロボロになってしまうな。ボロボロになるまえに、アイスクリームを食べよう。そうそう、今日事務の女子から「疲れて…

晴れやかさが見あたらない

ただいま午前2時半すぎ。最近はかなり疲れているな。だいたい3、4時間の睡眠で毎日授業をやっているから、あたりまえか。おまけに、ついさっきまで書いていた文章も、とにかくワシを疲れさせるものだった。時宜をえぬというのは本当に醜いものですな。「…

もう……。

封筒に印鑑を押しまくる午前3時過ぎ on こどもの日。深夜ラジオはありがたいもので、退屈かつ凡庸な作業に随伴して、印鑑を押すニンゲンが殺伐とした気分にならないように彩りを添えてくれる。ただ、限界が近い。もう、限界が近い。寝る……。

血の味の連休

連休など無きに等しい。色々とやることだらけで、閉口する毎日なり。それらが手前のことなら、まだしも納得がいくのだが、大方はそうではないので、われしらず唇をかみしめる日々がつづくなり。もう唇が血だらけで、口のなかは血の味しかしません。* * *…

『百年の秘密』再演

14日。ナイロン100℃『百年の秘密』@本多劇場。初演も見たが、この再演も見ることにした。初演同様、舞台の使い方が秀逸だと思った。登場回数は少ないものの、みのすけ演じるチャドの切なさが身につまされた。ワシ自身が年をとったということでしょうか…

記憶のなかの芝居

20日。『赤道の下のマクベス』@新国立劇場。個人の意志ではどうにもならないような歴史のうねりに絡みとられ、あげく死をつきつけられた状態にある者たちが営む最後の生が舞台上でくりひろげられる。幕があがるとメイン・キャストは入退場なしで終幕まで…

オースティン、内田、京都

ジェイン・オースティン『分別と多感』(ちくま文庫)を読みはじめる。こちらも読みやすい訳文なり。* * *内田康夫が亡くなったそうな。実はアサミミツヒコ・シリーズは結構な数を読んだ。ワシは根っからのアホで勉強嫌いだったので、大学受験のときにも…

ある訳注

ジェイン・オースティン『ノーサンガー・アビー』(ちくま文庫)読了。訳文が読みやすい。どうでもよいが、ずっと『ノーザンガー・アビー』だと思い込んでいたので、思わず辞書で発音を調べてしまった。「……半額切符(開演三十分前に割引になる)でちょとだ…

ワシ、怒ってます

結局、Anonymous諸氏は誰ひとりとして成績の異議申し立てをしてこなかった。なんとなく拍子抜けしてしまった。それしても、おのれの成績なんて、そんなものかね。そして、『マルチチュード』下巻は、上巻とともにそっと本棚に戻してしまった。メール転送機能…

swarm

最近「アセンブリー」ということばをよく耳にする。ジュディス・バトラーだけではなく、アントニオ・ネグリとマイケル・ハートも、そのものずばり『アセンブリー』というタイトルの本を出している。なんとなくこれらを読んでみるのが億劫に感じて、ネグリと…

わかる人にだけわかる引用

オリンピックはカーリングにしか興味がないでござる。新井潤美『執事とメイドの裏表−−イギリス文化における使用人のイメージ』読了。以下は、同書からの引用になるが、まさか実在のモデルがいるということはないだろうな……。 ちなみに、日本の「メイド」は、…

Non sono Janeite.

今日は休日なのですか。どうでもよいが、もう少しスマートにやれ。本当にジェイン・オースティンの小説を読みはじめてしまう。Janeiteになることは、まずなかろう。ところで、「小説家で誰がいちばん好きですか?」と学生から尋ねられることがしばしばあるの…

parole, parole, parole...

ようやく採点が終了する。「これで明日から春休み」となれば良いのだが、そうはならず。つぎにやることは……ジェイン・オースティンの小説を読むこと。嘘。ある役職を拝命しているため、自分の希望、意志、意向、思惑、遺志とは無関係に、自動的に会議のメン…

Anonymous諸氏に告ぐ

レポートの採点をしているのだが、学籍番号と氏名を書かない輩が年々増加している。もう授業は終わっているので、困ったことに、これらAnonymous諸氏に接触して個人を特定することなど、できない。手稿研究者のように、残存している提出物から筆跡をたどり、…

南南東に進路をとらず

色々なことを同時並行的にこなさなければならず、少し疲れている。ただ、同時並行とはいいながら、とりわけ締め切り間近のものに力点がおかれることになるので、同時並行の進度がいびつになり、これが精神にジワリジワリと圧力をかけてくる。19世紀イング…

いまさらですが……。

1月ももう終わりか。宛名シールをはったり、文書を折りたたんだり、封筒を糊付けしたり、おのれの書いた英語を見直したり、おのれが書いた日本語を見直したり、印鑑を押しまくったり、会議に出まくったり……していたら、ヤヌスの月ももう終わってしまうのね…