swarm

最近「アセンブリー」ということばをよく耳にする。ジュディス・バトラーだけではなく、アントニオ・ネグリマイケル・ハートも、そのものずばり『アセンブリー』というタイトルの本を出している。なんとなくこれらを読んでみるのが億劫に感じて、ネグリとハートの『マルチチュード』上巻を手にして読んでみる。なぜなら、『マルチチュード』が本棚にあったから。グローバル社会においては終わりの見えない戦争が常態−−例外状態ではなく−−となり、だれもが戦時下を生きていることになるのだが、ジャパンはおのずから率先して眼に見えるかたちで戦争世界に仲間入りをしていこうとしているわけなのね。黙っていても戦争状態を生きているのに、それでは物足りなくて、戦争に加担しているという確かな感触を求めに行ってしまうのね。マルチチュードが共有する〈共〉というは具体的にはなんなの? 〈共〉はいつどのようにして生起していくるものなの? 今回読み直してみて、マルチチュードよりもswarmという概念が面白いと思った。ウジャウジャウジャ。下巻を読み直すのはシンドイなあ。

某学会のニューズレター等が発送されたようだが、ワシのところにはやってこない。別に忘れられてもよいし、怒っているわけでは全然ないのだが、ある締め切り日だけは遵守しなければならないので、それだけHPで確認をする。まだまだ時間があって、ほっとひと安心する。HPというのは便利なものですな。

相変わらずオリンピックはカーリングしか見ていない。カーリングは戦略的で面白いですな。カーリングのストーンをいちど投げてみたい、などと思ったりする。

今年の春はいまのところ平穏無事に過ごせている。といっても、昨年発生した闘争の風景はいまだ継続中のようだが、ワシの視界には入ってこないというか、ワシの視界には是が非でも入れないようにしている。あらかじめ着地点を用意しないまま、コトを荒立ててはいけない。子どもの喧嘩ではないのだから。

眠い……。