2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

おじいちゃん、ニコニコする。

30日。疲労している。年末の新幹線チケットをゲットする。大石俊一『「英国」神話の解体』(第三書館,1994)を古書で買う。ワシはイングランド好き……。* * *29日。研究室でハンドアウトを用意した後、待ち合わせ場所のおしゃれなカフェに向かう…

もうええわ!

授業、テスト、会議、テストの合間に、書く。 できあがったことにしてしまう。 あとは出たとこ勝負。 いつものこと。 後悔……。

書いとけ!

N大で授業。終了後は寄り道もせずに研究室に戻り、書く。途中、お嬢さんに洋ナシのチョコレート(フランス産)をめぐんでもらう。美味なり。言うまでもなく原稿はいまだ完成せず。いまいましいことに、John O'Brien, Harlequin Britain: Pantomime and Enter…

Only Write!

26日。授業+原稿書き+会議2時間、也。とりあえず書く、いや、書いとけ……。* * *25日。呼吸する。Gayatri Chakravorty Spivak, Death of a Discipline (Columbia UP, 2003)に四苦八苦する。残念ながら翻訳を持っていないのだよ。さて、間に合うのか…

無気味な予感

昼過ぎから雨が降り出す。今日の天気予報はいい仕事をしたことになる。仕方がないので週末の発表原稿を書きはじめる。しめて3000文字ほどか……。本当ならばもっとアセッテいいはずなのに、なぜかアセリはない。さりとてヤルキがあるわけでもない。こうい…

最後の亀さん

N大図書館で資料をコピーする。正確な書誌データを把握していなかったため、某誌のバックナンバー約10年分を総ざらいし、疲れる。休日の誰もいない書庫の片隅で汗をかく。その後、ドトールで、Stephen Greenblatt, Shakespearean Negotiations: The Circu…

偉大なるドーナツ

22日。途中の駅からお母さんと女の子2人が乗車してくる。ワシの真向かいのシートに、お母さんを真ん中にして、同じ服装と同じ顔をした女の子たちがちょこんと腰掛ける。双子と思しき女の子たちは、すぐさま、ドーナツの袋を開けてほしいとお母さんにせが…

なにとぞヨロシク

今日も寒く、今日も喉が痛い。N大で『キングコング』論を読む。授業後、ひとりの女子がにじりよってきて、「よろしければ……」と言ってチラシを手渡してくれる。所属劇団の公演があるらしい。こういうのはワシも嫌いではない。「じゃあ、僕も宣伝しとくね」と…

ヤバイ

19日。冬が居座る。会議の席でうたた寝の快楽をむさぼる。風邪、昨日に同じ。ヤバイ×2……。* * *18日。冬がやってくる。県の端っこで見る夜空が美しすぎる。風邪いまだ去らず。ヤバイ……。

潮時を選んで死ぬ

深夜、激烈に咳き込んで朝方まで眠りにつけず。ネバネバしたものが喉のあたりに滞留し、その実存を執拗に主張する。『サルトルの晩年』を読了する。第2章は、義父と実母と哲学者の3者をめぐる微妙な関係と、それが哲学者のフローベール論『家の馬鹿息子』…

ぶきっちょさんからよろしく

15日。これで1週間も風邪の状態がつづく。おかげで遠征の予定をキャンセルする。『サルトルの晩年』第1章「変貌したサルトル」を読む。失明したサルトルが必然的に見出す他者の存在、そして、それを断固として否定しようとするボーボワール。風邪よ、去…

Mr.ドーナツ

N大で授業。昨日のクレームの一件を話すと、みんな大爆笑してくれる。N大はまさしくインテリジェンスの場だ。ついでに、おじいちゃんのために詩の研究書を一冊借り出す。おじいちゃんはまさしくポエティクスの人だ。ベンヤミンを537ページまで読む。寄…

ヘーゲル先生

12日。授業でクレームをつけられる。氏曰く、辞書に載っていないのだから調べられないし、知らないことを教えるのが教師の役目ではないか、と。ただ残念なことに、確認してみると氏の辞書にはちゃんと「それ」が載っている……(中学生でも知っていることな…

風邪とパリ

10日。寒い。風邪継続中。Joel Finemanの英語に四苦八苦し、結局、重要箇所を全訳してみる。こういう作業は嫌いではない。海の向こうよりJeffrey Mehlman, Revolution and Repetition: Marx/Hugo/Balzac (U of California P, 1977)とD.A.Miller, Place for…

スズメと色気

お嬢さんから、建物のなかにスズメが迷いこんでいると告げられる。眼を閉じてじっと日向ぼっこするスズメは、お嬢さんが言うとおり、ヌイグルミのように見える。彼の静けさは、閉ざされた世界で生きていくことを決心した諦念の身振りを表しているのか、それ…

ベンヤミンを書く

晴れ。今日も電車で爆睡。元指導学生の女子、再度あらわれる。ずいぶん元気になった。女性にとって20歳代がいかに大切な時期かということ、そして、男性がそれをいかに理解していないかということを、ワシに力説したあと、帰っていく。定価の半額以下につ…

ボケた家の馬鹿息子

朝、まぶたを開けると降りるべき駅が眼前を通過していく。夜、読みはじめたテクストの部分がすでに先週の授業で終わっていたことに暫し気づかず、しかも、指名しておいた学生1人の発表が残っているのに、「今日の分担は終わったね」と言ってソソクサと授業…

メールと柿の彩り

2日。プラトン『テアイテトス』(ちくま学芸文庫,2004)を買って3分の2ほど読む。そのほかCedar Walton, One Flight Downを買い、以前頼んでおいたRos Ballaster, Fabulous Orients: Fictions of the East in England 1662-1785 (Oxford UP, 2005)と…

物質のきらめき

カーさん読了。変化・運動としての歴史とは、過去・現在・未来にかかわる事柄の相互作用からなる(一定の留保をつけたうえで、これを進歩としての歴史とも言う)。この歴史は自発的に形成されるものではなくて、歴史家によってつくりだされるものである。な…