南南東に進路をとらず

色々なことを同時並行的にこなさなければならず、少し疲れている。ただ、同時並行とはいいながら、とりわけ締め切り間近のものに力点がおかれることになるので、同時並行の進度がいびつになり、これが精神にジワリジワリと圧力をかけてくる。

19世紀イングランド演劇を読んだり、勉強したりする者は、その多大な功績に畏敬の念を抱かずにはいらなれないMichael R. Boothが亡くなった。訳あって、ワシもここ数年でBoothの著作を数冊読んだばかりであった。ご冥福をお祈りする。

前述したとおり、少し疲れているので、甘いものでも摂取しようとコンビニに行ったところ、「金棒エクレア」なるものがひとつ売れ残っていた。もちろん、節分の日にとり残されてしまったものなのだが、残酷なことに賞味期限が「2月8日」になっている。ということは、7日の夜ぐらいまで陳列されるという憂き目を味わうことになるのであろう。わが身を見るようで可哀そうになり、ひきとってやる。時宜を得ぬのは、わびしいことなり。今年は「南南東」が恵方らしいが、もう節分は過ぎてしまったので、PCの画面に向けて一気呵成にほおばってやったわ。

金棒エクレア、うまし……。