ある訳注

ジェイン・オースティン『ノーサンガー・アビー』(ちくま文庫)読了。訳文が読みやすい。どうでもよいが、ずっと『ノーザンガー・アビー』だと思い込んでいたので、思わず辞書で発音を調べてしまった。「……半額切符(開演三十分前に割引になる)でちょとだけお芝居をみましたけど。」(329ページ)という部分につけられている訳注だが、メインの演目終了後に上演されるアフターピースだけを目当てに遅れて劇場にやってくる者が支払う「半額切符」のことではないのかな、と思ったり、思わなかったり……。ロンドンではなくバースの劇場だから、よくは知らないし、調べればよいのだが……。まあ、いずれ、ということで。どうでもよいが、ジョン・ソープは大迷惑なやつ。そして、これもどうでもよいのだが、15歳から17歳のあいだにある一線が存在しているらしい。

エドワード・ケアリーを買いに本屋に行ったら、西加奈子の新しい短編集が置いてあって、一冊だけ「著者サイン本」があったので、ケアリーを買うのを忘れて、それを買ってしまった。

2月28日に、ジョン・テニエルディノ・ゾフらとともにうちの息子氏が誕生日をむかえた。テニエルはとうの昔に死んでるけどね。齢1歳、目下最大の楽しみは「天気予報」のようです。

春は眠い……。