授業は終了しているのにそれに気がつかずに惰眠を貪りつづける２人が唐突なかたちで現実の残酷さに直面することがないように、そっと教室をあとにする。そのまま安らかに眠りたまえ。
自らの研究に対して揺らぐことのない自信をお持ちの方がワシのまわりにはたくさんいらっしゃり、彼らはそれを公言することすら憚らないようですから、当然の論理的帰結として、いずれこの大学はノーベル賞受賞者の巣窟とよばれるようになるでしょうが、彼らのそのような発言を幼児性の発現としか受けとめられないワシは、研究者としてはおろか、おのことしても失格なのかもしれません。
Time is Moneyですって……。
