ある詩集

1934年にprivate circulationを目的として100部限定で出版された16ページからなる古びた詩集が手元にとどく。表紙のつぎのページをめくると、そこには「William Empson」というこの詩集の著者の名前が万年筆で黒く刻まれている。あの変なヒゲのはやし方をした眼鏡のオッサンは、こんな字を書いていたのね……。

How much?……。