りんごの牙II

いずれも猛者ばかりとりそろえているとは常々耳にしていたし、先日の委員会ではそのうち御二方のself-confidentな饒舌ぶりに接する僥倖にあずかったばかりだが、そうは言っても件の御二方はいずれも外来語を教える先生ではなかったため、その発言が直接ワシの肌身に響いてくるようなことはなかったのだが、本日、あの「りんご」というかわいらしい名前を装填した組織の外来語教員がしたためたエクリチュールをちらりと眼にし、りんご集団のエートスをあらためて感じ入ることになってしまった……なんでワシがりんご集団の見学にわざわざ行かなければいけないのかね? 朱に交わって赤くなり、まさしく「りんご」のようにワシが赤い金八イズムに染まったらどうしてくれんのよ? 「腐ったミカンの方程式」ならぬ「真っ赤なりんごの方程式」だな。ただでさえ少ないヤル気をそんなところに使ってしまったら、ヤル気ナシオがヤル気ダシオになってしまいまする。

黙殺させていただきます……。