弐拾世紀少年
4日。ありがたくない仕事の依頼がまたしてもやってくる。覆面男のように、そんなこと言うなんてキミとは絶交だな、とは言えず。
Thomas Otway, Venice Preserv'dを第2幕の終わりまで読む。
* * *
3日。そうだよ、僕だよ、僕がトモダチだよ、と言っていた覆面男の正体が誰なのか確認しに行く。
スクリーンは見覚えのある風景を時折映し出す。幼少期へのノスタルジーを煽り立てるイメージがそこに展開されているからではいささかもなく、ワシが今現在住んでいる街がロケ地のひとつとして選択されているという単純な理由が、そのような既視感の背景にはある。映画における過去のイメージは、ワシにおける現在のリアリティなのよ。その後、ひつまぶしを食す。美味。
バッハハァ〜イ……。