五反田のInferno

7月7日。先日もらい忘れて帰ってきてしまった本多劇場の30周年記念誌を郵送していただく。深謝。

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7月4日。三浦しをん『仏果を得ず』読了。なるほど文楽を観たくなる気持ちがわかる。

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7月3日。このところ、ちまたで噂の新訳版をいくつか読んでいる。人生が残り少なくなってくると、未読(あるいは再読)の古典を手にとってみたくなるものなのか……。まずは、ブレヒト『母アンナの子連れ従軍記』とJ. D.サリンジャーキャッチャー・イン・ザ・ライ』を読む。前者については、解説を記す訳者の文体に閉口し、後者については、訳者の文体は変われども昔と同様にその内容に感化されず。昔も今も、ホールデンが表象するような〈若さ〉など〈贅沢〉にしか感じられない。

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7月2日。オジイチャンと会ってランチを食す。

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6月26日。この日はなぜか超高値か超安値のホテルしか空いていなかったので、まあまあの価格帯にあった唯一のホテルに宿泊するべく、五反田に向かう。駅から2分のはずが、案の上グルグル回って時間をロスする。蒸し暑さゆえに、汗がとめどなく出る。グルグル回っている途中でブックオフがあったので、涼を求めて入ってみると、驚いたことにGarzanti版Infernoがあった。都会のブックオフには、ダンテの原著が500円で売っているのか……と想う。

その後、『不倫探偵』@本多劇場。大変な人気。いちど見ておきたいと思っていた役者が出ていたので、それはそれでよかった。

終演後は五反田に戻って、駅のちかくにある江戸前煮干中華そばの店でつけ麺を食す。ここのつけ麺には、麺の方にもほんのり梅肉風味のだしが少量かけられていると知る。

眠い……。