沙翁的伊太利

21日。ツラツラツラと軽快に書いてみたはよいものの、まったく使えない文章だけが残されることになった。沙翁の伊太利について伊太利の先生がレクチャーをするようだが、4月平日の東京には行くことがかなわないだろう……。Georgio MelchioriとFrank Kermodeに教えをうけた方らしい。http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=658

* * *

20日。卒業式。ワシには指導学生みたいな存在がいないので、卒業式と言ってもスーツを着た学生のすべてが等しく同じ顔に見えてしまうくらい他人事のようだし、卒業パーティーに行っても学生の誰かから謝意を表されることも、罵詈雑言を浴びせられることもない。ことばの真の意味で、卒業式というものに対する当事者意識がわかない。ということで、いつもと同じ日常を過ごす。

今年も『みすず』の読書アンケートを購入してパラパラ見る。ついにスラヴォイ・ジジェクの本を誰もあげなくなったな、というのが第一印象なり。ということで、いまこそジジェクを読むときですぞ。

夜はドーキョニンと肉を食いに行く。驚いたことに、ドーキョニンも卒業式に袴を着たらしい。

春ですな……。