つまらない日々

チケットをとった芝居がどんどんキャンセルになっていくので、なんともつまらない日々を過ごしている。「チケット抽選にあたりました」というお知らせがきた48時間後に、「全公演が中止になりました」というお知らせがやってくるので、なんともつまらない…

Chaucerと志賀氏

毎日、なんとも退屈だな。 John Fletcher, Wit without Moneyを読んでいるのだが、いまいち面白くない。なりゆきでGeoffrey Chaucerを読むことになり、The Riverside Chaucerをひっぱりだしてきたのはよいのだが、まったく太刀打ちできないので、Chaucer's C…

なんたる奇跡

3月27日。オジイチャンと会う。元気そう。Petrarcaの話をしたり、マンションの話をしたり……で2時間。Chaucerを読まなければならないような雲行きになってきたなり。 * * * 3月14日。『十二夜』@本多劇場。ウィルスの影響で公演中止なり。 * * …

グッドバイ

2月12日。約1年後に研究室のお引越しを控えているので、本の整理をしているのだが、やればやるほど嫌になってくる。面倒至極。 * * * 2月5日。『グッドバイ』@シアタークリエ。演じる役者たちが若いということもあるのだろうが、初演に比べると、…

あけましておめでとうございます。

今日で1月が終わるのか。あけましておめでとうございます。コングリーヴ『世の習い』(岩波文庫)を読んだことは記憶しているのだが、それ以外はなにを読んでいたのやら。19日に9年以上暮らした仮住まいを離れ、別の場所に自宅をかまえることになった。…

Qなど

12月22日。息子氏を田舎の家に連れていく。クリスマス・パーティーだったのだが、ケーキのうえのイチゴをたいらげ、プレゼントをいただくと、息子氏はそうそうにクリスマス・モードから脱して、味付け海苔や卵焼きを食べはじめる……。 * * * 12月7…

芝居2つ

11月19日。『ドクター・ホフマンのサナトリウム--カフカ第四の長編』@神奈川芸術劇場。それほど多くはない観劇経験のなかで、ワシはいちども遅刻というものをしたことがない。今回は危うく遅刻しそうだったが、なんとか開幕1分前に滑り込むことがで…

鹿児島から七五三まで

10月19日。息子氏の七五三の写真をとりに行く。ドーキョニンが自分も和装をするといってきかないので、必然的にワシも袴などを装着させられる。迷惑至極。カメラマンや衣装係のお姉さんにおだてられて、息子氏は、はじめ上機嫌で撮影にのぞんでいたもの…

9月のことを少しだけ

9月のことを書くのをすっかり忘れてしまっていた。 9月29日。現在拝命している役職の関係上、ホテルで開催される「保護者会的ななにか」に参加させられ、教務関係の説明をさせられる。終了後は立食形式の昼食パーティがあるのだが、とくに話す相手も、話…

今月のお出かけ

8月はとにかく忙しかったが、大方のことは忘れてしまった。 * * * 10日。『二度目の夏』@本多劇場。岩松了、すごい。あんなにも切ないキスの場面はなかなか思いつかない。東出昌大は不思議な無気味さをもった俳優だが、その無気味さは、同じ舞台に立…

「ごめんちゃい」。

7月30日。もう我慢の限界に達していたので、髪の毛を切る。視界は良好だが、前途は多難か。今現在、まだ切る髪があるだけよしとする。 * * * 7月20日。『美しく青く』@シアターコクーン。トイレに行こうと思って下りのエスカレーターに乗ろうとし…

意味深か、仲良しか。

18日。会議があると言っているのに、そこに別の会議の予定をかぶせてくる輩がいるので、「あんた、被せるのがとことんお好きですなぁ~」と、ちびまる子ちゃんみたいに言ったとか、言わなかったとか……意味深か。 * * * 16日。いきりたつ人がいるので…

詠み人知らず

令和でも 不毛な会議 二時間越え (詠み人知らず) キルケゴールが「自分は33歳までに死ぬのではないか」という不安にさいなまれていたことを知り、「ワシはやはり凡人だな」と思ったしだいなり。 エーゴ教育は人を不要に熱くするし、それが自分の思い通り…

令和もやはり疲れてます

令和もやはり疲れてます。 一週間前に突然「来週〇曜日〇時限目に会議やるから来い」と言われても、行けるわけないだろ。お前らみたいに暇人なら「はいよ」と答えられるのかもしれないが、ワシはもう何週間もまえからそこは予定でうまっておるわ。あほか、な…

平成最終日

平成は疲れたな。令和も疲れるんだろうな。またひとつ、腹のたつことがあった。疲れた……。

眼のまえにジュモクさん

22日。今日は卒業式らしい。お元気で。 アメリカからとりよせた古書の表紙をパラッとめくってみたところ、そこにPeter Stallybrassと読める署名が記されていた。これは本物なのかいね? * * * 14日。『母と惑星について、および自転する女たちの記録…

動物園に行く

19日。「足にまとわりついてくるのでネコは気持ち悪い」とテリー教授がおっしゃるのを耳にし、イヌ派のワシですら「あんた、相当なクズ加減でございますな」とココロのなかでつぶやいてしまった。 * * * 18日。リンダ・コリー『イギリス国民の誕生』…

推測=解釈

採点をしたり、休日返上でまた別の採点をしたりしている。それだけではおさまらず、紙を折って、封入して、糊付けをして、郵便局にもって行って発送したりしている。それだけではおさまらず、会議に出させられたり、打ち合わせに参加させられたりしている。…

移行してみました。

あけましておめでとうございます。ここまでのところ、胃腸炎にかかって嘔吐と下痢に苦しみました。「それはあんたの仕事だろ」と憤りました。眼科に行ったときに、巷でうわさの某ルーペを試着する機会に恵まれました。テリー教授が久々に些細なことでキレそ…

ジダンくんとFather Mayer

12月に、息子氏が風邪をこじらせて検査入院をしました。入院先で同室になったジダンくん(日本人)は元気になったかな…。子どもが苦しんでいるのを見るのは、やはり嫌なものですな。もう会う機会はないかもしれないけれど、ジダンくんにとりわけ良いお年を…

ふたたび胸がいっぱいになる

11月11日。『誰もいない国』@新国立劇場。台詞をとばしてしまってもなんとか補ってしまう老獪さ。ピンターを見るたびに思うのは、ピンターはそろそろ別の翻訳者を見つけてほしいということなり。* * *11月10日。『修道女たち』@本多劇場。鈴木…

ぼくの家に来る?

10月29日。Sono stanco molto. * * *10月14日。急遽予定がキャンセルになったので、『誤解』@新国立劇場。カミュの絶望にふれる。「涙が流れているのだから、まだ本当の絶望を味わったわけではないわ」的な趣旨の発言に遭遇したのは、これで3度…

台風にもかかわらず

9月4日。台風接近。にもかかわらず、山里亮太『天才をあきらめた』(朝日文庫)を買いに街に出る。だって、サイン本がほしかったから……。なにはともあれ、長時間の停電に不便を強いられる。* * *9月1日。カルメロ・ベーメの誕生日。Sto bene. 嘘。* …

サヨナラを言うことは

29日。もう8月も終わろうとしているが、恐ろしいことに気がついた。ここに駄文を垂れ流しはじめて、10年が経ってしまった。この10年で色々なことがあったはずだが、ワシはアホなので、もうほとんど忘れてしまったし、ワシは傲慢なので、それらを思い…

アウグストゥス登場

20日。アヴィタル・ロネルのセクシャル・ハラスメント問題が喧しいことを知る。* * *12日。ショッピングモールに買い物に行った際、ドウキョニンに老眼鏡をつくるように促される。ええ、そうですね。* * *8月1日。誰もが知っているとおり、July…

ひと仕事 in Osaka

13ー14日。大阪でひと仕事する。諸事情あって昼食ぬき。諸事情あってケーキもコーヒーもぬき。このところ午前3時就寝生活が板についてきた。その後もイヤフォン君はイヤフォン君なり。ところで、イヤフォンというのものに価値をおく若者が増えたことを…

イヤフォンという最後の砦

今日も午前2時半。新入生を対象とするあるクラスで、片方の耳にイヤフォンをつけたままワシの授業をうけている学生がひとりいる。はじめは両耳にイヤフォンを装着して寝ていたので注意をしたのだが、そうしたら、その翌週から寝ることなく授業はうけている…

おやすみなさい

5月26日。マーティン・マクドナー『ハングマン』@世田谷パブリックシアター。マクドナーを見るのは、おそらくこれがはじめてだと思う。ちなみに、不勉強ゆえ、戯曲は読んだことがない。これが初舞台という娘役の女の子も、無気味な男役の大東も演技が秀…

病んでるの?

午前3時が定番化しつつありますな。最近は本を読んで考える時間が本当に1日に1時間ぐらいしかない。早朝6時から深夜3時まで眼をあけて生きているのに、1時間とは……。まあ、仕方がないな。1時間で6時間ぐらいの効果をあげた気分になっておく。病は気…

午前3時半の憂鬱

午前3時半。今日は眠ることができるのだろうか。2時間ぐらいは寝られるか。寝耳に水の案件が突然ふってきて、怒られる。「突然そんなこと言われても聞いてないから知りません」などとは言えず、とりあえずお詫びとともに早急に対応する。ワシはなにしとる…