Chaucerと志賀氏

毎日、なんとも退屈だな。

John Fletcher, Wit without Moneyを読んでいるのだが、いまいち面白くない。なりゆきでGeoffrey Chaucerを読むことになり、The Riverside Chaucerをひっぱりだしてきたのはよいのだが、まったく太刀打ちできないので、Chaucer's Canterbury Tales (General Prologue)(Kenkyusya)という市河三喜編纂本と、『チョーサーの英語--発音と形態』(松柏社)という本を買ってみた。中英語、大変、大変。

 

本日、志賀廣太郎氏の訃報に接した。かつて青山円形劇場岸田國士作の演劇を見たときに、氏も出演されていた。和装で、若い俳優たちと同じように滑稽な振り付けというか踊りを披露されていて、とても愛らしく感じた。演劇としては、あとにも先にも、このひと公演しか接する機会がなかったのは残念だが、氏の記憶は、青山円形劇場の舞台とともに消え去ることはないだろう。ご冥福を心よりお祈りいたします。

 

Grazie mille……。