この夏のつけ麺

6日。台風休講。啓蒙家の嫌な口ぶりに接す。他人の知性にあれこれ世話をやくよりも、おのれ自身の知性を磨け。

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5日。台風がやってくるというので、8時の新幹線に乗って帰る。11時に家について洗濯をし終えたら、同僚女子の雄姿を見守るべくドーキョニンが名古屋へ出かけるというので、お供をさせられる。つまり、東京→名古屋→三重→名古屋という行程をたどる。舞台上で舞い踊る女子を見た後、パニーニを食して、また三重に帰る。疲れたわ。

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4日。『社長吸血記』@本多劇場。連想の糸を手繰り寄せてひとつの像を結ばせるというタイプのプロットであるため、観客の想像力を刺激する芝居と言えよう。客演の面々が効果的な色合いをつけるのだが、とりわけ、山内圭哉が出色。かもめんたる岩崎う大のblankな表情もこの芝居にあっていた。「そういえばこの夏は食っていなかったな」と思い、終演後はつけ麺を食す。

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1日。まさかとは思ったが、やはり6000円弱という価格には到底見合わない内容の書物を図書館から借りてきて、パラパラ見る。文章からにじみ出る自己顕示と自慢すれすれの自負にいささか閉口する。ソフトカバーで2000円ぐらいが妥当な線ではないだろうか。

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29日。ひとつのお約束を履行する。

らららら……。