豆、もてあます

31日。往復1時間ぐらい歩いて町役場まで行く。良い運動になったが、寒さで顔面が固まる。今日はこれから森のなかの大学に行く。

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30日。動物虐待か否かで物議をかもしている上げ馬神事で有名な多度大社に、訳あって行く。偶然豆まき大会をやっていたので、居合わせる老若男女に混ざって、シレーっと豆とりに参加してみる。が、血が沸き立ち、肉が踊りたってくるのにそれほど時間はかからず、隣のオバチャンの勇猛果敢な手捌きに遅れをとってなるものか、とばかり空中を飛ぶ豆の行方を血眼になって追ってしまう。結局、5袋ゲット。大会が終了し、血と肉が平時の冷たさ回復してみて想う−−「ええっと、2人合わせて9袋のこの豆たち、いかようにしたらよろしいのでせうか……」。「長寿甘酒」なるものを我慢して早死を覚悟し、虐待疑惑の白馬にヒヒンと挨拶したあと、社をあとにする。その後、タンタン麺をタンタンと食して帰る。

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29日。今日は良い天気。いつものように洗濯をしてから研究室に向かう。本当は答案の採点をしなければならないのだが、「インフルエンザのために試験を受けられず正規の届出を事務に出して追試験の申し込みをしてきたので追試をやらなければならない者たち3名」の追試を待ってからいっせいに行うことにする。つまり、現実逃避。

雪がチラホラ……。