台風クラブ

10月16日。台風は通り過ぎて行った。が、授業が休講になっているということを、大学まで200メートル付近という地点で知る。授業はなくとも、会議、会議、会議。最後の会議を無駄に長びかせる輩たちが多数いて、彼らの血が無益にたぎってしまうのも台風のせいだな、などと思う。いっそ彼らひとまとめにして「台風クラブ」と命名してやろうか、などとも思うが、今は亡き相米慎二がフィルムで描き出しているのは台風到来に熱狂する少年少女であって、台風一過に熱狂するオッサン、オバチャンではないのだから、やはりそれではマズカロウ。なによりも、後者の面々はどうも美しくない。工藤夕貴が演じた役を「情熱氏」がやるとしたら、あらゆる意味で、熱すぎる。

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10月15日。わけあって、雨のなか傘をさしながら役場まで歩く。しかも、2往復。午前中いっぱいこの徒労に費やされたあげく、最終的には、役場のお姉さんの冷たい対応を甘んじて受けることになる。これがお役所体質というやつなのか、と思う。午後は、コーヒーショップでShirly Strum Kennyの古い論文を読んで、そのあとSteve GaddのCDを購入する。このドラムのGodは、先週名古屋で演奏していたが、行くことがかなわなかったなり。残念無念。

眠い……。