おめでとう。

13日。朝、友人からお子さんの誕生を告げるメール(写真つき)が入る。生まれたばかりの子どもという存在は、オッサンにはまぶしすぎますね。おめでとう。何事もなくてよかったです。清清しい土曜日、ワシはひとり研究室で授業準備にいそしんでおります。

またね……。

*  *  *

12日。18時41分。激務の金曜日が、いまこの瞬間に終わろうとしている。困ったことに充実感の欠片も感じられず、言い知れぬ徒労感と、昨日までの文字たちを置き去りにしたままにしているという焦燥感と、自分自身も何者かに置き去りにされてしまっているという孤独感だけが、手のひらに剥き出しのまま放り出されている。このような感情たちは毎週末に決まって訪れてくるものなのだから、このように感じることそれ自体に今更特別な意味などなく、むしろ、剥き出しのまま放り出されている感情たちを静かに迎え入れてやることが金曜日の夜の儀礼的な振る舞いになっていると認めてしまってもいい。ただ、今週末に訪れてきた感情たちを例外的なものにしているのは、こうしてわざわざ文字に刻むことで彼らのザワメキを無理やり鎮めてしまわなければならないという点にある。今宵の感情たちは手ごわい。

やれやれ……。