仕事のリゾーム構造

暑い。今週のはじめにやってきた台風のおかげで、7日(月)に実施されるはずの期末試験が中止になってしまった。そして、その振替試験日が11日(金)だという……この夏の暑さが倍加した。学長からメールがやってきて「ある仕事のメンバーにくわわってくれ」という……この夏の暑さは秋以降にも継続しそうな予感がしてきた。ひとつの仕事が、別の仕事を引き寄せてきて、種々の仕事がリゾーム構造を生成しはじめている。恐ろしいことに、あるいは、興味深いことに、このリゾーム構造には、フランツ・カフカの作品のように、どこにも出口が存在しない……そうジル・ドゥルーズが言っていましたね。

悲願かなってMarie Axton, The Queen's Two Bodies: Drama and the Elizabethan Succession (1977)をようやく手に入れる。もちろん「金に糸目はつけませぬ」ということであれば容易に入手できる本なのであろうが、ワシでも手が出せそうな金額の古書を見つけるのには、それなりの時間と熱意が必要であった、ということなり。Anne Bartonと同じくM.C. Bradbrook門下の碩学の数少ない書物を眼前にして、感涙にむせびなく(嘘)。残念ながら、Anne Bartonと同じくMarie Axtonもすでに鬼籍に入っている。Anne Bartonの方はこの夏にThe Shakespearean Forestという遺稿集が出るようだ。だれか翻訳して出版してください。

夏休みってなんなんだろうねぇ……。