ちょっと待ってください

死んでいたのはたしかだと思う。

いくつかのトラブルがこの身にまとわりついてくる。あるものについては謝罪のコトバを送り出す機械となり、あるものについては当事者間の対話をいくぶんなりとも穏便なものに変調する機械となる。不毛だと思う。

11月25日。ナイロン100℃『ちょっと待ってください』@本多劇場。劇作家のロシア的なものへのこだわりを感じる。飄々と生きるペテン師が真剣な顔をした瞬間に偶然が彼に襲いかかる。そこに神の相貌をうかがい知ることができるかどうかは、見る者によって異なるのであろうが、滑稽とも無気味ともつかない白塗りは、ニンゲンが退屈をもてあます操り人形でしかないことを痛感させる。体調は最悪だったが、なんとか約3時間もちこたえる。

精一杯やっております……。