ブーの舞台

2日。凶の年6分の1が経過したことを、事後的に悟る。阿部公彦『英詩のわかり方』(研究社,2007)とハロルド・ピンター『何も起こりはしなかった−−劇の言葉、政治の言葉』(集英社新書,2007)を、ここ数日で読了する。後者からひとつ引用。

HP 観客と俳優がある特定の時間を共有すること、舞台と客席との間に醸しだされる濃密な生−−これについて考えるだけでも、演劇がかけがえのないものであることがわかります。だから、そう、私は今でも演劇活動を信じています−−不安になることはあっても、やはりそれを信じているのです。(214ページ)

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3月1日。ティーチング・マニュアル的なものの一部を書き、夕暮れどきからティーチング系の会議に出る。

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28日。セミオペラ『アーサー王』@神奈川県立音楽堂。awful……終了後、舞台に登場した演出家にブーイングをあびせる方々あり(ワシではない)。

【27日補遺】横浜の中華街で、中華のセットメニューを食す。黒い麻婆豆腐が美味。さらに、肉まんを買ってほおばる。これまた美味。ホテルの部屋は36階なり。これは高すぎ。

春ですな……。