仮初受験生

1日。成績処理。屋外の寒さは納得しえても、屋内(研究室)のそれは承服しえぬ。

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31日。1月末日の今日、とある理由から「とーいっく」なる英語検定試験を受ける。この種の検定試験を受けるのは中2時の英検3級以来であり、また、そもそもペーパー試験を受けるのも10年前のA入社試験以来であったため、試験を受けるという行為そのものが既に違和感を伴う振る舞いとして自分のなかで感知される。それにしても、受験者として同じ会場に居合わせた方々の意気込みは称賛に値するもので、あたりを見回してみると、各々が己の勉強の最終確認に専心している。周囲の勉学意欲に触発され、ワシもBernard Shawをとりだして読みはじめる(とーいっく本をもっていないので、Shawに代役をお願いしたしだいなり)。試験について述べるとするならば、これが名にし負うとーいっくですか、という感じであった。終了後はそれなりに疲労したので、ハンバーグを食べ、コーヒーを飲む。とーいっくのおかげというわけではないが、Bernard Shaw, Mrs Warren's Professionを読了する。

The Philanderer→The Ibsen Club、The New Woman、 "neurasthenia"(神経衰弱)、医療と動物実験と動物愛護
Mrs Warren's Profession→Praed as "a born anarchist"、母Mrs Warrenと娘Vivieの葛藤、下層階級の女のcircumstances、四幕もの
※Shawの芝居はト書きが詳細なので、それによってかなりのことが決められてしまっている。

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30日。昼間は海が見える場所でホットドックを食し、夜は1号線沿いの蕎麦屋でエビおろし蕎麦を食す。いずれも美味なり。

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29日。昨日予想していたとおり、なんとなく採点を終える。

【28日補遺】新幹線の改札付近で、(おそらくご本人であろう)☆ニシキノ氏を目撃する。

凶の年12分の1が過ぎる……。