Why Maccaroni?

9日。某所で女子2人が「なぜにマカロニ?」と囁きあっておられるようなので、お答えいたします。

macaroni, macca-
1 マカロニ; 《俗》 マカロニに似た細長いもの《ラジオのアンテナ・チューブなど》.
2 (pl 〜s, 〜es) 《18 世紀の英国で》大陸帰りのハイカラ; 《古》 《一般に》だて男, しゃれ者 (fop).
3 《俗》 イタリア人.
リーダーズ英和辞典』(研究社)より

昨年の今ごろ18世紀イングランド喜劇をいくつか読んでいて、ちょくちょくマカロニ(上記の2の意味)が出てまいりました。そのイラストレーションを探したところ、プロフィールに載せてあるようなものが出てきて面白かったので、名前にしてみました。実物のワシをご存知の方は、「ハイカラ」でも「だて男」でも(ましてや「イタリア人」でも)ないことをご存知だと思いますので、この名前は、なかば「ハイカラ」や「だて男」に対するワシのルサンチマンのあらわれだとご理解ください。昨年の今ごろPerfumeの「マカロニ」という曲をよく聴いていたことも、名前の由来のひとつにあげてもよいのかもしれません。「マ・マ・マ・マカロニ」って歌詞です。

この謎、1年もたせた!……。

* * *

8日。昼頃研究室にたどり着くと、扉に伝言が貼り付けてある。それは非常勤の先生からの伝言で、授業を受けている学生がヨーロッパに行きたいと言っているので話を聞いてやってほしい、という主旨であった。彼は3年生で昼頃相談に来る、とも書いてある。なにか無性にイラつき、勝手に飛行機に乗って行ってこい、と思う。件の学生は、彼にとっての「昼頃」である午後2時に訪れ、話をして帰っていく。その間、世を忍ぶ仮の名をヤル気ダシ夫としているワシに、勝手に飛行機に乗って行ってこい、などと口走る瞬間が到来するはずはない。

ジョルジョ・アガンベン『開かれ−−人間と動物』(平凡社,2004)を読了する。英訳で読んだときの印象と随分異なる。やはり、ハイデガーの「放心」と「倦怠」を面白いと思う。待つこと、とどまること、などについて思いを馳せる。それと、ドゥルーズも。

動物たれ!……。