長時間会談

27日。5時半に起きて、1時間近く電車のなかで立って、授業を2つやって、午後3時をむかえたら、なにやら頭がボーっとして首筋が痛いという認識に直面する。少し仮眠をして、首筋に冷えたペットボトルをあてて、餡子を食べて、そっと眼を閉じたら、少し症状が改善する。よかった、ふたたび瞼を開けることができて……。それから、もうやるしかないので、ある19世紀のイギリス小説を読む。

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26日。いまちまたで噂のサミット風に述べるならば、「情熱氏=maccaroni会談」が実施される。予定20分を大幅にオーヴァーして、情熱の2時間20分……。「共同声明」など出せる間柄でも会談内容でもないのだが、なにやらあらゆる意味で情熱氏の限界が近いように感じられたので、「エネルギーの配分を少し変えて、いままで組織に注いでいた分をご自分の研究に充当された方がよいですよ」的な慰めを語る偽善を見せてしまう。そうしてくれないと、ワシのエネルギーも方々に拡散されてしまうからな。

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25日。午前中から会議1つ、授業2つ、会議2つで本日は終了とあいなる。最後の会議が終わったあとで、情熱氏が近寄ってきて、「20分ぐらいお話があるので、お時間があるときはいつですか?」と問われる。「heavyな話ですか?」と反射的に尋ねてしまうと、「少し……」というコトバと沈黙がかえってくる。嫌な雲行きなり。

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22日。ドーキョニンが車を買うつもりらしく、見学に同行させられる。ちなみにワシは純度100%のペーパードライバーなので、車のことはさっぱりわからない。「茶色はどうかな?」、「ちょっと値段が高いかな?」、「いま買っておいた方がいいよね?」、「きっと少しは値引きしてくれるよね?」等々の質問をされるのだが、あいにく「いいんじゃない」か「だろうね」としか返答できない。実際、これ以外の見解はどこを探しても見当たらないなり。

早急に夏休みをplease……。