Jack the Ripper

25日。研究室の室温は21度で集中管理されているのだが、ドデカイ窓の近辺にPCがあるのでそこにいると、外からの冷気がジワリジワリ進行してきて、手のひらと足の先が麻痺し、とても平時の冷静さを保っていられなくなる。仕方がないのでパイプ椅子とともに窓近辺から避難するのだが、そうすると本は読めても文字が書けなくなる。その結果、怒りだけが沸点に達する。PCの配置を変えれば済む話なのだが、それが完了するころには、冬はおろか人生までもが終わっているだろう。それぐらいゴチャゴチャしている、というお話なり。

『決定版 切り裂きジャック』(ちくま文庫)読了。チマタでよく見かける「下半期の収穫」的特集は、眺めては見ても、そこに記されている本まで読もうという気にはならないのだが、古本屋に行ったときに、件の特集でどこかのだれかがこの本をあげているのが頭の片隅にあり、手にとって買ってしまう。「切り裂きジャック」については、ジョニー・デップ出演映画と『ジョジョ』第一巻ぐらいしか知らなかったが、「決定版」というだけあって、この一書を読めば、「ジャック」についてはたしかにお腹満腹。『serial killer版 記録を残さなかった男の歴史』ですね。

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24日。2人組が電車のなかで例外なく無気味ちゃんたちに生成変化する日。デューク・エリントンを買う。「オセチの注文をするので何段のものが良いか選べ」と言われたので、「伊達巻だけのやつ2段」と答えたら、「コレステロールの塊め」と罵られる。イジメはあかん。

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23日。仕事。単純に夕飯を食いに外出しただけなのに、それしかないと言われ、行きがかりで「クリスマス・ディナー」を食わされる。ドーキョニン、喜ぶ。

寒い……。