波にさらわれて

24日。昨日の某業務関連の会議が10時から行われるも、20分程度で終了する。会議時間は短いが、ここで眼にした驚愕の結果が脳細胞に及ぼした時間は長く、来年度に向けてなんとなく暗鬱とした気分に陥る。本格的な疲れにも襲われ、もともと少ない気力が海の彼方に消し飛んでいく。そして、なんとなくわが身の孤独と折り合いがつけられなくなる。取り残されたままになっている存在が、押し寄せる波のひとつひとつに洗われて徐々に消えて行きそうになっていても、もう今日はかまわない、と想う。

ここ最近の戦利品はつぎのようなもの。
蓮實重彦フーコードゥルーズデリダ』(河出文庫,1995)
ロラン・バルトラシーヌ論』(みすず書房,2006)
Judy and Mary, Fresh (2000).
Toots Thielemans, The Best (1990).

タレントの飯島さんが鬼籍に入ったことを知る。彼女はワシと同じ年齢なのだ。今日の孤独にいっそうの磨きがかかり、ガラにもなくセツナクなる。

諸悪の根源はHow do you do?……。

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23日。某業務で休日出勤。終了後、王政復古期演劇論を2つ読む。記憶の残酷と忘却の甘美を想う。

いただいた弁当が美味……。