ヨロズ相談所開設

スタバでHollandの第5章を読む。第5章からは各論に入り、1691年〜93年の喜劇論(第5章)、The Plain Dealer論(第6章)、Congreveの喜劇論(第7章)となっている。とりあえずこの読書もここまでで小休止とする。いまのワシに必要なのは、第4章までの議論を読んだあとで芝居の読解に何らかの変化が生じるかどうかを確認することですな。

かつて外山滋比古は、お気に入りの本は最後まで読了せずにしておいて思考の自由を最大限許容してやる、というような趣旨のことをどこかに記していたと記憶するが(まったく自信のないキオクですが)、Hollandの本を読むとき、その気持ちがわかる気がする。そういえば、学部時代に外山氏のご講演を拝聴する機会が1度あったな。語り口は優しいがこの人おそらく学問的にはめちゃめちゃシビアな人なんだろうな……というのが、そのときの印象。

Hollandを読んだあと、本日購入した『イギリス紳士のユーモア』(講談社学術文庫)の第1・2章をななめ読みする。軽妙な語り口を楽しむが、一般読者向けのためか、少し議論に物足りなさを感じる。この本を買いに行く途中、前方を歩く外国の若者に視線が釘付けとなる。彼が着ていたTシャツの背中に「馬鹿外○」とプリントされているではないか……。その自虐的ユーモア、嫌いじゃないですけど……。

その後、授業スキルをめぐる会議に2時間ほどでる。チョロッと発言した結果、ゴソッと疲れる。ちなみに、今回の会議には眠るオッサンはおらず。

夜、元指導学生の女子からメールが来る。先日の手羽先氏もそうだが、今年社会人になったものたちは、この時期になるとそろそろ疲れが出はじめ、人生に迷いだすのかね。ヨロズ相談所ではないんすけど……まぁ、涙をながさないだけ良しとしてやる。

帰宅後Carlo Ginzburg, No Island Is an Island: Four Glances at English Literature in a World Perspective (Columbia UP, 2000)のイントロを読む。数ページなんですけど……。

台風が九州南部を襲っているので、ちょっと心配ですね。

煮魚の小骨を細心の注意をもってえり分ける忍耐力を募集したくなる夜……。