『三人姉妹』/LLAP

6日。花粉症に風邪を併発し、思考もそぞろの日々でございます。

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5日。ピエール・パオロの誕生日とな。

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27日。この非論理的な世界だけを残して、レナード・ニモイが逝ってしまった。LLAP!

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2月26日。雨降るなか『三人姉妹』@コクーン。豪華キャストに豪華セットだが、いちばん眼をみはったのは宮沢りえの演技なり。幕があがってしばらくはテーブルの上に身を伏せて芝居の進行をやり過ごすだけの役なのだが、彼女が口をひらくなり、それまでとは舞台の空気が変化したように感じた。ただ、三人姉妹各々が語る最後の台詞のトーンがいささか強すぎるように感じた。チェーホフはいろいろなことを強いてくる。Ogni limite ha una patienzaということばを思いだす。それにしても平日のマチネなのに立ち見客が出るとは……客席がほぼ妙齢のご婦人方によって埋め尽くされているということは、恐るべし堤シンイチ、ということか。

LLAP....。