phenomenon

11月8日。電車を乗り継いて行ける範囲内で伊太利学会なるものが開催されているので、行ってみようかと思ったが、やめた。初期近代イングランドの"lost plays"についての論集が出たようだが、さて、どうしましょうか。

* * *

11月7日。Jonathan Goldberg, James I and the Politics of Literatureを久々に読み直しているのだが、Goldberg(のwriting)に対する印象が少し変わった。

* * *

11月6日。『驚愕の谷』@東京芸術劇場ピーター・ブルックは何作目であろうか。『ザ・スーツ』同様、役者たちの有能さに随分救われている。そのうちのひとりは、キャサリン・ハンターで、ワシがロンドンでいちばんはじめに見た芝居に出ていた女優なり。相変わらずの小柄で、ハスキーボイス、かつ、飛び跳ねるような躍動感をもつ。〈忘れる〉ということを肯定的にとらえ直そうとする点が興味深かった。ただ、"phenomenon"にあてられた訳語が、色々な意味でマズイのではないか、と感じた。それはそうと、『ザ・スーツ』のときに舞台上にあげられた観客のひとりのことが不意に思いだされたが、それはまた別の機会にしたためるとしよう。

* * *

11月3日。祝日だが授業。

* * *

11月2日。地元の空港で催されている「ゆるキャラグランプリ」なるものに強制参加させられる。昼飯も食わずに着ぐるみたちと写真を撮りまくる輩に、あきれる。ようやく昼飯にありつけるかと思ったら、いきなり空が豪雨に転じるので、ブチギレそうになる。仕方がないので、「ブリカツくん」なるものの写真を数枚とって気をまぎらわす。世のなかには、コトバを発するゆるキャラなるものが存在することを知る。

* * *

11月1日。市川愛タワレコ名古屋。無料ミニライブに遅刻参加したあと、所持したCDにサインをいただく。リクエストして別名義のサインをいただいたり、少し会話したり、握手したりしていただく。汗、流れる。外は雨だが、のびやかな声にココロが晴れる。

I am not a phenomenon....