ある地方公演

30日。Your paper is unconvincing....

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29日。『鎌塚氏、すくいあげる』@名鉄ホール。地元で芝居を見るのは久しぶり。本多劇場での上演をイメージしつつ、地方公演というものを体験する。台詞と役者と回転式舞台だけからなる比較的オーソドックスな舞台だったが、それによって、笑劇としての強度が増しているように思った。

劇場内が暑く少しイラッとした。舞台上で演じている役者たちはさぞかし暑かったことだろう。あと、ワシの隣のご婦人が、双眼鏡で某氏の顔ばかりを覗き見ているようだった。あなたが覗き見ている某氏は、イケている顔以外のすべての部分を使って大変優れた喜劇役者ぶりを発揮しておったぞ。もちろん、ほかの役者たちも。なんとなく、役者たちと演出家に対して気の毒になるなり。

近所のザリガニが死滅した……。