犬の哲学者のように

28日。採点で疲労。日中にランプをかざして学内を歩きながら「ワシは《勉学の徒》を探しておる」と、ディオゲネス的振る舞いに及びたくなる。うそ。どうしたものかいね、ワンワン……。

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27日。試験1つと授業1つかましてやる。おいおい、そんな基本的なこともわからずに、よくこの数年間英語の授業をやり過ごしてこられたな。

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26日。N大で試験2つかましてやる。おいおい、そんな基本的なこともわからずに、よくこの3か月間演劇の授業に出ていられたな。

夜、労働系会議。異文化にふれ疲労

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25日。試験2つかましてやる。おいおい、そんな基本的なこともわからずに、よくこの数年間英語の授業をやり過ごしてこられたな。

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24日。ドーキョニンが山歩きに行くらしく、そのための服装を見繕いに近所のUに出向く。店内に備え付けられているベンチに座ってボーっとしていたら、小さな物体が足に抱きついてくる……「ワシはアナタの父上ではないぞ、女児」。先日の台風もどきで骨2本がやられてしまったし、せっかく来たので、千円の傘を一本購入する。その後、タリーズの屋外でアイスコーヒーを飲みながらボーっとする。

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23日。研究室で試験問題を作成する。少し本気を出してしまう。

ワンワン……。