早朝8時に

9日。授業がはじまる。今日は3つほど。

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8日。残酷にも、春休みが終る。あ、締切すぎとるがな。

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7日。昨日配布した書類の件で、「情熱」に呼び出される。歯医者が、ようやく終了する。

一家の者たちにとっては頑迷としか形容できないような父親が、ある帳面をこっそり袂に忍ばせて人知れず家を後にして行く。その姿を目撃し、不審に思った娘が父親の後を追う。父親はたどり着いた川べりにしゃがみこみ、大切に携えてきた帳面を小さなお手製の船にのせ、それを川の流れにゆだねる。その帳面とは、先ごろ亡くなった祖母が、彼女自身の人生をそこに刻んできたに等しい品であった。父親は「オババが大切にしていたからな」というような趣旨の控え目な発言をし、背中だけを娘に見せながら、涙とともに川面を漂う船を見送る。娘は「川はあの世につながっているからね。オババにとどけてくれるだろうよ」というような趣旨の優しすぎる声を父親にかける−−早朝8時にしては美しすぎる光景がTVを彩っている。おっと、あぶないあぶない。

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6日。晴れやかな一日。書類を作成して配布する。

低調……。