勤勉な死

21日。指定休日なので、研究室で勉強する。もう金曜日なのですね。もう月末が近いのですね。今朝殺しておいた脳ミソが、死んだままで生き返ってこない。『葉隠』はこういうときどうしたら良いのかも教えてくれるのだろうか? 不勉強ゆえに知らず。

死なせておくか……。

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20日。スラヴォイ・ジジェクラカンはこう読め!』(紀伊國屋書店,2008)を読了する。読んだけど所々わからんわい! 「症候」が「将校」と誤記されているように思われる個所(161ページ)があったが、a Freudian slipの一種かね? 「毎朝に懈怠なく死して置くべし」という武士の心得を説いた『葉隠』のコトバが引用されている。ワシは武士ではないが、生きるという怠惰に耐えるために毎朝勤勉に死んでおくことにしよう、と想う。

いつもより短めの労働会議。内輪ではもう「あの人」呼ばわりされているゴルバチョフ書記長は例によって不在。夜TVを見ていて、子ども店長の方がゴルバチョフ書記長よりも大人だなぁ、と想う。 

達成感なし……。

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19日。締切を過ぎた書類と、締切を過ぎそうな書類を書く。「書く」というとある程度の文字数を刻むというような印象を与えかねないし、おまけに、「書類」などというとたいそう難儀して嫌々ながらも完成させるというような誤解を抱かせかねないが、実際には、サラサラサラと「書く」ぐらいでできあがってしまう「書類」を2つつくったに過ぎず、そんな簡単なものならどうして締切を守れないのだ、などと問われてしまうと、いやはや黙ってひたすら頭をたれるしか道は残されていまい。

達成感あり……。