秋刀魚の骨

雨。書類の印刷、授業準備、授業。

昼頃おじいちゃんからケータイに電話が入る。あの〜○○本の出版社と出版年教えて、だって……。

「啓蒙の概念」(『啓蒙の弁証法』)を読了する。が、少しも理解していないという自意識だけが残る。蒙が啓かれるのはこれからか……さて、別れ道のヘラクレス的心境。

その後、The Plain Dealerの第4幕第1場を読む。放蕩者と、彼に誑かされる若者と、訴訟好きのその母(未亡人)の攻防。さらにHumeをチラッと読む。時々でてくる歯に衣着せぬことばと、なにかと番号をつけて分類せずにはおけない議論のスタイルに、著者の批評的自意識と人間性がにじみ出る。嫌いではない。

秋刀魚の骨の強度は侮れぬ……。