小松と中野

20日。黄色の新幹線とすれ違う。ラッキー。

パゾリーニ作『文体の獣』@中野。前回の高円寺と比較すると、劇場規模も興行期間も縮小された。これはこれで良い、と思う。ただ、芝居を見るまえにも、芝居を見ているときにも、芝居を見終わったときにも感じたのは、現在における詩劇の困難さだった。無論、それは映画よりも、そして、おそらくは詩よりも甚だしいものなのだろう……。Dario Foダメ発言が飛び出したところで笑えてくる。葉山レイコの大きな瞳が真正面を見据える。そして、長台詞。

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6ー7日。ドーキョニンによって石川県まで車で運搬される。SAで肉巻おにぎりを食す。ホテルでイタリア語を読む。日本海の幸による刺身と天丼を食して幸福感を味わう。日本海の荒波に触れる。石川県の墓石はデカくて立派だと知る。帰り道に立ち寄った小松空港で、この土地出身のメジャーリーガーにちなんだサブレを買う。

なんとなく、再開……。