タイトルにFatalを

25日。大学で某業務。空き時間に、新任の「エーゴ教育」氏が、fatalな話を漏らしていく。氏の背後に浮かぶ3人ほどの顔は、これから起こるであろう事態に対し、いささかの危惧と好奇が入り混じった微笑みをたたえているように、氏の顔を通して幻視される。そして、ワシもその微笑みをたたえるように、彼らから要請されているように感じる。そんなワシはと言えば、仮にThomas SoutherneかNicholas Roweがここにいたならば、これから起こるであろう事態を見果てたのちに、タイトルにFatalというコトバを冠した新たな悲劇をしたためようと筆を執るであろうか……などと考えて……いるわけない。いずれにせよ、これから起こるであろう事態の根本にいる某氏は、ジャン・コクトーにならっていえば、「ミューズとしては若すぎる」のだ。

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24日。眼が激しく疲れたので、いっそくり抜いてモミモミとマッサージでもしてやろうか、などと思う。

深刻……。