「事件」のあと

18日。午前中はケーキ運搬係。午後はケーキ消費係+授業実行係。

美味し……。

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17日。新聞で昨日の「事件」を読む。

The Cheats of Scapinを読了する。声色をつかってウェールズ人、アイルランド人、ランカシア人、船乗りなどになりすましたスカパンが、麻袋に入れられたオッサンを殴りまくる場面がオモロイ。最終場面、建設中の建物から落ちてきた石に頭を割られたと述べて死にそうな様子になっているスカパンは、自分がしでかしたこれまでの悪さを許してほしい、とオッサンたちに懇願する。オッサンたちは、このことばを聞いてすべてをチャラにする。でも、もちろん、「頭を割られたことなんてうそよねぇ〜」という感じになり、最後までおふざけはつづく。この笑劇の舞台がドーヴァーであるという点だけは、ふざけないで書いておく。

高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』(講談社文芸文庫,1997)を読了する。詩。

うそよねぇ〜……。

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16日。電車に乗って、とある街にたどりつき、ハンバーグ・ランチを食したあと、足湯につかりながらコーヒーが飲める場所に移動し、ホトトギスの鳴き声と降りつづく雨の音を背景にして熱いコーヒーを飲む。ドップリ温泉につかった両足は、あらゆる緊張感をお湯とともに流し去る。

日が沈んだころ、あるコンビニの駐車場に停車していると、後方でドンという音がする。その瞬間、コンビニの入り口付近に立っていた外国人の女性が、片言の日本語で「110番」と言いながら慌てふためく。何ごとかと思って振り返って見ると、後ろを走る道路の中央付近にヒトが横たわっている……。なんともココロに傷み入る風景。両足だけではなく、全身が緊張感をとりもどす。

傷ましい……。