何十年ぶりに……。

リチャード・E・ルーベンスタイン『中世の覚醒ーーアリストテレス再発見から知の革命へ』(ちくま学芸文庫)。500ページ読むのはシンドイが、信仰と理性をめぐる歴史はとても面白かったし、勉強になった。ロジェ・シャルチエ『書物の秩序』(ちくま学芸文庫)を最初の2章だけ。いまさらながら、なんとなく『鬼滅の刃』を読みはじめた。幼少期には狂ったように漫画を読んでいたので、「漫画を1冊買ったら、つぎは普通の本を1冊買って読むまで、漫画は買ってはダメ」と母親に厳命されたことがあったのを思い出した。そんな漫画も、あるときからパタリと手にとらなくなり、その後数十年がたった。今回、『鬼滅の刃』を読みはじめて一番驚いたのは、漫画の単行本1冊が400円ということだった。この数十年であまり値上げされることはなかったのだろうか。この価格で漫画家たちは十分な報酬を得ているのであろうか。オジサンは気になってしまった。うちの息子は富岡義勇がいちばん好きらしい。

 

全集中で勉強する……。