夏休み、来る。

18日。今年のモンブラン作家シリーズは没後400年のシェイクスピア。その数値にあわせて万年筆も400万円するかと思いきや、なんと11万5千円で購入できるとな……。買わない。買ったとしても恐くてつかえない。

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17日。続、暑い。「昔は10月10日などという秋めいた頃に行っていたオリンピックが、真夏のくそ暑い時期に開催されるようになったのは、多額の放映権料をお支払いになっている亜米利加のネットワークさんのご都合に合わせたためなのだよ……という知識を仕入れてしまったためか、オリンピックに対する興味がわかない」という趣旨の発言をしたら、ドーキョニンが「4年まえにもそれ言ってたよ。進歩がないね。柔道とか体操とかオリンピックに出る人は4年間でずいぶん進歩しているのに……」と言われてしまう。仕方がないので、来るべきトーキョーオリンピックを見据えて進歩にイソシムことにする。

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16日。暑い。古書で高値がついているが、200円で購入した小林信彦『日本の喜劇人』(新潮文庫)を読む。最終章ぐらいしかリアルな同時代的体験はないものの、歴史としていろいろと勉強になる。『笑点』と『氷点』がつながっているとは知らず。村松友視トニー谷、ざんす』を再読しようと思って探すも、どこにも見つからない。トニー谷のような眼鏡をかけてみたい、というひそかな願望あり。

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15日。「今日から毎年恒例クーラーがつかない研究室生活がはじまる」と思いきや、同じフロアーにある別の部屋ではクーラーがふつうに機能していることを偶然知り、ノートパソコンをそこに持ち込んで今年は快適生活を享受する。いいですね、クーラーは。George Taylorの論文をいくつか読んでまとめる。

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14日。今日はワシの実家の方々と会食をする。こちらも大人(というか老人)だけしかいない。なぜなら、もともと子ども自体がいないから。家系断絶の危機というやつらしい。

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13日。ドーキョニンの実家方面の方々と会食をする。子どもたちは、夏祭りに行くとかで、大人(というか老人)だけが集う。皆さん60年ぐらいまえの話を昨日のことのように語るので、運よくワシも生き延びたら、こんな感じになるのであろうか……などと思う。

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12日。明日は停電&断水ということらしいので、本日中になんとか諸々のケリをつけて、明日から夏休みに突入することにする。

暑い……。