パン屋、優香、飛騨牛、初夏

5月11日。某学会某支部大会のシンポジウムに潜り込むも、2人のお話を聞いたところで途中退室する。外は初夏のご陽気で、緑の木々が太陽に照らされてキラキラと輝く。

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5月6−7日。飛騨古川(高山ではなく)に赴く。藤井タカシファンが、レール・マウンテンバイクというものをやりたいと言って聞かないので……。レール・マウンテンバイクとは、廃線になったローカル鉄道の線路のうえを自転車でツーリング(?)するもので、往復40分ぐらいの行程。途中、トンネルをくぐったりもする。もちろん、電動アシストつき自転車を選択する。やってみたら、意外に楽しいし、これをやることで飛騨牛が食えたので、まあ、よしとする。

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4月24日。『酒と涙とジギルとハイド』@東京劇術劇場。藤井タカシファンの人を伴って、優香を見に馳せ参じる。オネエことばの国税局査察官役で一躍名を馳せた、「愛」という文字を名前の一部に含みもつ歌舞伎役者を凝視しに来た妙齢の女性たちで、観客席は埋め尽くされる。笑劇としては王道を行くような展開の芝居なり。優香はこれが初舞台だそうだが、なかなかのコメディエンヌぶりを発揮する(ワシのひいき目を差っ引いても)。バカ殿のもとで積んだキャリアが活かされている、とやはり考えるべきか。次回作があったら、また駆け付けよう。

終演後は移動して「つるとんたん」でうどんを食す(これは藤井タカシファンのリクエスト)。それにしても、噂に違わず器がでかい。

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4月17日。『パン屋文六の思案』@青山円形劇場。円形劇場が閉鎖になるまえになるべく見ておこうという魂胆で、無理をおして劇場まで走る。途中から少し退屈してきたのはなぜだろう……。志賀廣太郎は良い声色をしているが、シーンの切り替えでコミカルに踊る姿もまた良い。そして、終演後は渋谷駅まで走る。

これ以外は疲労する日常……。