オジサン

ウィリアム・ギャスキル『俳優を動かす言葉』読了。良書だとは思うが、『テンペスト』の言語植民地主義に熱狂した身としては承服しかねるところもある。ゆずれぬ想い、というやつか。

チェーホフ『ワーニャおじさん』読了。チェーホフの別の作品がもうすぐ上演されるのだが、これはある理由があって観に行かないので、チェーホフの戯曲を再読して気持ちをおさめる。『フォースタス博士』で懲りたのだよ。

ワーニャおじさんなみの疲れをワシにあたえてくれる輩がココには少なくともお2人いらっしゃるが、本日は、50過ぎたオジサン氏の方が、訳がわからない相談を皆にされたいがために、7時過ぎに会議召集の声を発せられた。集まったのは、ワシを含めたオジサン3人。もう1人は、なにをしておるのやら。「わたしたちは、ワーニャおじさん、生きていきましょうよ」とソーニャのように語りあう場面で会議の幕は閉じられた……わけない。

そして、チェーホフつながりというわけではないものの、購入したカモメファンという扇風機に感動する。

暑い……。