ニナガワ風

24日。キョーイクに関する全体会議。ガクチョーはじめ、けっこうな人数がいる。某部長のラスト・サムライ先生がいつものごとく長々とシビアな話を披露するなか、突然、ピピピピ、ピピピピ、ピピピピとアラーム音が鳴りはじめる。皆の視線が注がれた先に、ワシも顔を向けると、そこにおられたのはよく見知った方だった……情熱氏。あんた、外しませんな。アラーム音が鳴りつづけるあいだ発言を控えて沈黙を保持したラスト・サムライ先生の顔を見る勇気は、ワシにはなかった。

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23日。ドーキョニンの母上の誕生日プレゼントを買う。こういうのが一番困る。とりあえず、日傘。

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22日。PC付近においてあったコップが倒れて、キーボードがコーヒー色に染まる。

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21日。Silvana Manganoの誕生日。眉毛はなくとも美しい。あるいは、眉毛がないから美しい。Edipo Reのお話。

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20日。ドーキョニンは西へ、ワシは東へ向かう。パゾリーニの『カルデロン』@高円寺。相変わらずの長台詞。河合杏南、若松武史が秀逸。終演後、ロビーにいた演出家に妙齢の女性がにじり寄り、「最後はニナガワ風でしたね」と言っていたのを地獄耳がキャッチしてしまう。えーっと、それは褒め言葉なのでしょうか……。『ピュラデス』(リーディング)は見ずに、新幹線に乗って帰る。

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19日。壮行会的な会。女子多め。後ろのテーブルのオヤジたちの喧騒に敗北感を感じながら、オレンジジュースで週末のココロの渇きを癒す。

いまだ授業に適応できず……。